愛媛県教育委員会は、2026年度(令和8年度)教員採用試験の志願者数を公表した。小・中学校、県立学校、養護教員・栄養教員あわせて463人程度募集のところ、志願者数1,012人で2.2倍。大学3回生などの特別選考に201人が志願した。
2026年度前期公立学校教員採用選考試験は、4月4日から5月30日まで出願を受け付けた。今回公表された志願状況によると、小学校は採用予定数185人程度のところ、志願者252人(前年度比68人減)で1.4倍。
中学校では、採用予定数155人程度のところ、志願者数333人(前年度比14人増)で2.1倍。県立学校で100人程度採用予定のうち、志願者数270人(同72人減)で2.7倍。養護教員は20人程度募集のところ、志願者数134人(同15人増)で6.7倍。栄養教員は3人程度募集のところ、志願者数23人(前年度募集なし)で7.7倍となった。志願者数および倍率には、大学3回生などの特別選考の志願者は含まれていない。
大学3回生等特別選考については、小学校に77人(前年度比39人増)、中学校に69人(同22人増)、県立学校に43人(同16人増)、養護教員に12人(同3人増)の計201人が志願しており、前年度より80人増加している。合格者は、大学4回生などでの受験時に、申請により前期第1次選考試験が免除され、前期第2次選考試験のみを受験できる。
今後、7月19・20日に前期第1次試験を実施。合格者を対象とした前期第2次試験を8月19日~22日のうち指定した日に行う。合格発表は9月中旬。志願者数の詳細は、愛媛県教育委員会のWebサイトで確認できる。
なお、後期選考試験については、ほかの都道府県の国公立学校または私立学校の正規教員として2年以上勤務の経験、もしくは高等学校または特別支援学校教員の志願者で、愛媛県の国公立学校で3年以上の教職経験のある人などを対象に実施する。試験日は10月4日(小学校・中学校)と5日(高等学校・特別支援学校)の予定。