愛媛県教育委員会は2025年12月3日、2027年度(令和9年度)愛媛県公立学校教員採用選考試験の概要を公表した。2026年度選考試験からのおもな変更点は、前期第1次試験の面接試験廃止、小学校外国語(英語)専科教員の採用、大学3回生等特別選考の受験資格の緩和の実施など。
今回公表された試験概要(2025年12月現在)によると、2027年度愛媛県公立学校教員採用選考試験は、前期選考の1次試験を2026年7月18日、2次試験を8月18日から21日に実施。また、教職経験者および他県現職教員を対象とした後期選考を、10月3日または4日に行う。
2026年度選考試験からのおもな変更点は、「前期第1次選考試験の日程の短縮」「小学校専科教員の採用(追加)」「教職経験者特別選考、現職教員特別選考の受験機会の増加(追加)」「栄養教員の試験内容の変更」「大学3回生等特別選考の受験資格の緩和」。
前期第1次試験の面接試験を廃止し、試験日程を半日に短縮する。小学校専科教員の採用について、現在、中学校の「保健体育」の区分で実施している小学校専科教員の選考を、「外国語(英語)」にも拡大する。
また、現在、後期試験のみで実施している高校、特支の教職経験者特別選考と現職教員特別選考を前期選考試験でも実施する。前期第2次選考試験における栄養教員の実技試験を廃止する。
さらに、大学3回生等特別選考の対象を、大学3回生等(大学、大学院、短期大学および専門学校における標準的な修業年限の最終年次の1年前の年次をいう。)から、大学3回生等(大学、大学院、短期大学および専門学校における最終年次の1年前の年次をいう。以下同じ。)で2027年度末(令和9年度末)に卒業見込みのものに変更する。
2027年度愛媛県公立学校教員採用選考試験の詳細は、2026年3月に公開予定の「令和9年度愛媛県公立学校教員採用選考試験志願要項」を確認すること。








