山口県教育委員会は2025年4月18日、2026年度(令和8年度)山口県公立学校教員採用候補者選考試験の志願状況を発表した。志願者数は953人で、志願倍率は全体で前年度比0.2ポイント減の2.3倍となった。
2026年度山口県公立学校教員採用候補者選考試験は、2月1日~3月21日午後5時まで出願を受け付けた。採用見込者数400人程度に対し、志願者数は953人、全体の志願倍率は前年度比0.2ポイント減の2.3倍。
志願区分別にみると、小学校は採用見込者数160人程度に対し、志願者数272人、志願倍率1.7倍(前年度同率)、中学校は採用見込者数130人程度に対し、志願者数255人、志願倍率2.0倍(前年度比0.1ポイント増)、高等学校は採用見込者数72人程度に対し、志願者数254人、志願倍率3.5倍(前年度比0.4ポイント減)。
このほかの区分の志願倍率は、特別支援学校小学部および中学部が各1.0倍、特別支援学校高等部が2.9倍、養護教諭が23.6倍。前年度よりも志願倍率が高くなった区分は、中学校、特別支援学校高等部、養護教諭の3志願区分となった。
一方、教員免許を持たない人を対象とした「教職チャレンジサポート特別選考」は、志願者数12人、志願倍率は前年度比1.8ポイント減の2.4倍だった。教職チャレンジサポート特別選考の一次試験では、SPI13基礎能力検査および実技(中学校・高等学校の一部の教科のみ)、二次試験では適性検査・小論文・集団面接・個人面接が実施される。採用試験の合格者は、教員免許取得に係る学費補助を受けながら、2年以内に教員免許を取得する。2026年度試験は、2027・2028年度(令和9・10年度)に採用予定。
2026年度山口県公立学校教員採用候補者選考試験の一次試験は5月10日・11日、二次試験は小学校が7月5日~8日(予備日7月12日・13日)、小学校以外の校種等は7月5日・6日に実施される。