iTeachers TVは2024年11月から12月にかけて、千葉県立市川工業高等学校の片岡伸一先生による教育ICT実践プレゼンテーション「よく見ろ。これが市川工業高校だ ~REBEL 工業高校~」を公開した。iPadの導入で急速に進展する校内のデジタル化や、工業高校=ものづくりだけでない、新しい人材の輩出に向けて発進しはじめた市川工業高校の「REBEL」について紹介する。
iTeachers TVは、教育ICTを通じて「新しい学び」を提案する教育者チーム「iTeachers」による教育ICT情報番組。先生や生徒、教育関係者をゲストに招き、ICTを活用した「新しい学び」の実践や取組みをプレゼンテーション形式で取りあげる。
今回のゲストは、千葉県立市川工業高等学校の片岡伸一先生。「よく見ろ。これが市川工業高校だ ~REBEL 工業高校~」と題して、11月27日に前編(Vol.434)、12月4日に中編(Vol.435)、12月11日に後編(Vol.436)を公開した。
片岡先生は、大学の技術支援担当時よりHP200LX、Palm、Windows CEなどの携帯端末の教育環境への導入を模索。iPadを発売日の翌週より授業に導入し、現在では、全校生徒が所有するiPadを中心として、生成AIやクラウドシステムなどを用いた産業教育の方法を研究している。専門は経営工学で、日本FP協会認定のAFP。
高校版GIGAスクール構想では、生徒端末は原則としてBYADまたはBYODなどによる保護者負担となっている。市川工業高校ではBYODにより、入学者全員がiPadを用意(保護者負担)。千葉県内ではめずらしくMDM導入による管理システムを導入している。「よく見ろ。これが市川工業高校だ ~REBEL 工業高校~」の前編では、導入に関しての仕様決定から業者選定、中学生への案内までの流れを伝える。
また、市川工業高校では、導入業者と教職員が協力して、新入生に対してiPadを配付。さらにデジタル・シティズンシップや各種設定を1日がかり(6時間すべての授業をカット)で行う校内行事「iPadの日」が設定されている。中編では、この「iPadの日」について紹介する。
iPadの導入により、校内は急速にデジタル化が進展。生成AIの活用も、日常レベルで行われるようになったという。後編では、「工業高校=ものづくり」だけでない、新しい人材の輩出に向けて発進しはじめた、市川工業高校の「REBEL」について発信する。
番組後半には「教育ICTなんでも3ミニッツ」コーナーを収録。前編では玉川大学の小酒井正和先生による「授業で使える!ツール活用講座」、中編では市川工業高校の片岡伸一先生の「授業ばかりやらずに星をみよう Star Walk2」、後編ではデジタルハリウッド大学の栗谷幸助先生による「カラーフィルタを使おう!」を紹介する。
番組は、すべてiTeachersのYouTubeチャンネルで視聴できる。毎週水曜日の夜に「iTeachers TV~教育ICTの実践者たち~」シリーズの新作を公開している。これまでに436回の番組を配信しており、過去の回も視聴できる。
◆iTeachers TV【Vol.434】千葉県立市川工業高等学校の片岡伸一先生
「よく見ろ。これが市川工業高校だ ~REBEL 工業高校~」(前編)
◆iTeachers TV【Vol.435】千葉県立市川工業高等学校の片岡伸一先生
「よく見ろ。これが市川工業高校だ ~REBEL 工業高校~」(中編)
◆iTeachers TV【Vol.436】千葉県立市川工業高等学校の片岡伸一先生
「よく見ろ。これが市川工業高校だ ~REBEL 工業高校~」(後編)