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Creativeな要素を授業にどう生かすか…iTeachers TV

 iTeachers TVは2025年3月12日、東京成徳大学中学・高等学校の降矢貴充先生による教育ICT実践プレゼンテーション「Creativeな要素を取り入れた授業をデザインする方法」を公開した。数学の授業にCreativeな要素を取り入れた実践例や、先生たちの悩みを解決するための授業デザインアイデアの生み出し方について紹介する。

事例 ICT活用
iTeachersTV Creativeな要素を取り入れた授業をデザインする方法(前編)
  • iTeachersTV Creativeな要素を取り入れた授業をデザインする方法(前編)
  • Creativeな要素を取り入れた授業の実践例
  • iTeachersTV「Creativeな要素を取り入れた授業をデザインする方法」ゲスト降矢貴充先生

 iTeachers TVは2025年3月12日、東京成徳大学中学・高等学校の降矢貴充先生による教育ICT実践プレゼンテーション「Creativeな要素を取り入れた授業をデザインする方法」を公開した。数学の授業にCreativeな要素を取り入れた実践例や、先生たちの悩みを解決するための授業デザインアイデアの生み出し方について紹介する。

 iTeachers TVは、教育ICTを通じて「新しい学び」を提案する、教育者チーム「iTeachers」による教育ICT情報番組。先生や生徒、教育関係者をゲストに招き、ICTを活用した「新しい学び」の実践や取組みをプレゼンテーション形式で取りあげる。

 今回のゲストは、東京成徳大学中学・高等学校の数学科担当・降矢貴充先生。「Creativeな要素を取り入れた授業をデザインする方法」と題して、3月5日に前編(Vol.445)、3月12日に後編(Vol.446)を公開した。

 降矢先生は、Apple認定のApple Distinguished Educator。パーソナライズ・クリエイティビティを軸にした数学の授業を展開し、多様な価値観の中で主体的な思考のできる人材育成に取り組んでいる。また、勤務校にてアプリケーション開発のゼミを担当し、自身も学習アプリケーションの開発を行っている。

 今回は前後編を通して、降矢先生が数学の授業で実践している「Creativeな要素を取り入れた授業」とそのデザイン方法について紹介する。前編では、「Creativeな要素」をAppleの提唱するEveryone Can CreateとEveryone Can Codeに基づいて「スケッチ」「写真」「音楽」「ビデオ」「コーディング」と捉え、数学科とリンクさせて実践している授業のようすや、Creativeな要素を取り入れることで、生徒の興味関心を引き出し、数学嫌いが改善した例など、生徒の反応も合わせて伝える。

 後編では、こうした実践に対して「どのように工夫すればいいかわからない」「シラバスの消化でいっぱいいっぱいだ」「評価をどうすればいいのか」「多くの先生方が同じようにできない」といった先生たちの悩みを解決すべく、授業デザインのアイデアを生み出すための「条件」と「方法」について解説。まずはアプリケーションでできることを理解し、新たに授業のコマ数を捻出・追加するのではなく既存の単元の中でアプリを活用した授業に「置き換える」やり方を勧めている。

 番組後半には「教育ICTなんでも3ミニッツ」コーナーを収録。前編では玉川大学・小酒井正和教授による「授業で使える!ツール活用講座」を、後編では千葉県立市川工業高等学校・片岡伸一先生が「Tokyo Innovation Base」について紹介する。

 番組は、すべてiTeachersのYouTubeチャンネルで視聴可能。毎週水曜日の夜に「iTeachers TV~教育ICTの実践者たち~」シリーズの新作を公開している。これまでに446回の番組を配信しており、過去の回も視聴できる。

◆iTeachers TV【Vol.445】東京成徳大学中学・高等学校 降矢貴充先生
「Creativeな要素を取り入れた授業をデザインする方法」(前編)

◆iTeachers TV【Vol.446】東京成徳大学中学・高等学校 降矢貴充先生
「Creativeな要素を取り入れた授業をデザインする方法」(後編)

《畑山望》

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