文部科学省は2024年1月19日、2024年度（令和6年度）国立大学の入学定員（予定）を発表した。分野別では「理工」で、大学（学部）366人増、大学院（修士課程）90人増などを予定している。
2024年度の国立大学（学部）の入学定員は、2023年8月31日時点から、大学（学部）および大学院の入学定員数などに変更はなかった。学部の入学定員は前年度比440人増の9万6,067人、大学院の入学定員は前年度比553人増の6万439人でいずれも増加。分野別では「理工」の増加が目立ち、大学（学部）は366人増、大学院（修士課程）は90人増を予定している。
学部の新設は、筑波大学、宇都宮大学、千葉大学、お茶の水女子大学の4大学4学部が予定（入学定員241人増）。学科等の改組は山梨大学工学部など13学科（同15人減）、入学定員の改訂は北海道大学工学部など45学科（同238人増）、学科等の廃止はお茶の水女子大学生活科学部1学科（同24人減）で予定。
増減のある大学については、大学ごとに詳細な内容を掲載している。たとえば、東京大学では情報理工学系研究科で前年度比42人増の285人を予定、大学全体の入学定員は2,970人。東北大学では、工学研究科で前年度比30人増の666人、情報科学研究科で前年度比30人増の170人を予定、大学全体の入学定員は1,861人となっている。
詳細な資料は、文部科学省のWebサイトで公開している。
