北海道教育委員会は2023年9月29日、2025年度(令和7年度)北海道・札幌市公立学校教員採用候補者選考検査の第1次検査のうち、教養検査の日程を半年早め、新たに大学3年生の受検を可能にする方針を示した。教養検査は12月17日、札幌市内または近郊の道立学校で実施する。
北海道教育委員会が9月29日に公表したのは、2025年度北海道・札幌市公立学校教員採用候補者選考での新たな取組み。例年は6月に第1次検査として教養検査と専門検査を実施していたが、2025年度選考検査では教養検査を半年早め、2023年12月17日に実施。検査会場は、札幌市内または近郊の道立学校。新たに大学3年生も受検できるようにする。
教養検査の対象は、大学3年生、大学4年生、社会人。募集職種は、小学校教諭、中学校教諭、高等学校教諭、特別支援学校教諭、養護教諭、栄養教諭。教養検査の合格者は、2024年度に実施する第1次検査のうち、専門検査のみ受検することになる。12月の教養検査を受検しなかった場合や不合格となった場合は、第1次検査で通常どおり、教養検査と専門検査を受けることができる。
なお、2025年度選考検査の詳細は、10月下旬に公表される実施要領で確認できる。
一方、北海道教育委員会が9月29日に公表した2024年度(令和6年度)北海道・札幌市公立学校教員採用候補者登録状況によると、北海道・札幌市を合計した受検倍率は2.6倍で、前年度の2.4倍から0.2ポイント上昇した。受検者数は4,073人、登録者数は1,566人。受検者数は前年度より112人増加した。
区分別の受検倍率は、小学校1.8倍、中学校3.6倍、高等学校2.7倍、特別支援学校2.1倍、養護教諭3.5倍、栄養教諭4.5倍。エリア別では、北海道2.4倍、札幌市3.2倍であった。