教育業界ニュース

精神疾患で離職の教員が過去最多、PDF教師手帳…先週の教育業界ニュースまとめ読み

 先週(2023年7月31日~8月4日)公開された記事から、教育業界の動向を振り返る。精神疾患を理由に離職する教員が過去最多を更新、PDF形式の教師手帳2023年度版が30%オフなどのニュースがあった。また、8月17日以降に開催されるイベントを8件紹介する。

教材・サービス 授業
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 先週(2023年7月31日~8月4日)公開された記事から、教育業界の動向を振り返る。精神疾患を理由に離職する教員が過去最多を更新、GIGA端末の持ち帰り「毎日」小学校3割、PDF形式の教師手帳2023年度版が30%オフなどのニュースがあった。また、8月17日以降に開催されるイベントを8件紹介する。

教育ICT関連


PDF形式の教師手帳、2023年度版が30%オフ
 ICTeacherは、iPadを教師手帳として使用できるPDFテンプレート「Digital Teacher's Planner」の2023年度版(2023年1月~2024年4月)を2023年7月21日以降、30%オフで販売している。Simple版は定価980円が686円(税込)、Pro版は定価1,480円が1,036円(税込)で購入できる。

学研HD、市進HDを連結子会社へ…塾事業の再編など
 学研ホールディングスは2023年7月28日、市進ホールディングスが連結子会社になったと発表した。教育サービスの共同開発や、グループ塾事業会社の再編成などについて検討を進めていくとしている。

Studyplus for School、成績管理機能をリリース
 スタディプラスは2023年7月31日より、教育機関向け学習管理プラットフォーム「Studyplus for School」において、新機能「成績管理機能」を提供開始した。成績記録データを、先生と生徒双方が自動で共有できるという。

渋谷区、スプリックスと連携…プロ検を全校導入へ
 スプリックスと渋谷区教育委員会は2023年7月より、児童生徒の情報活用能力向上、個別最適な学びの推進を目的として「プログラミング能力検定」を区内の全26小・中学校に導入を始めた。

1人も取り残さない数学のICT授業…iTeachers TV
 iTeachers TVは2023年8月2日、東京都立本所高等学校の高瀬浩之先生による教育ICT実践プレゼンテーション「未来の教室へようこそ!ひとりも取り残さないICT日常使用学習」を公開した。ICTを活用した数学の授業実践や課題の克服について紹介する。

【教員向けアンケート】ICT機器の活用、先生たちはどのように感じている?
 リシードは先生が自身のICT活用能力についてどのように感じているのか、ICT機器を活用した授業にどのようにして取り組んでいるのかを調査する。ICT機器の活用について、先生ご自身の率直な意見をお聞かせいただきたい。

Next GIGA、児童生徒の端末更新「政府予算を想定」9割以上…MM総研
 MM総研は2023年5月、全国自治体1,741の教育委員会を対象に、国公立小中学校で2025年ごろに迎えるNext GIGAについて、教育現場や自治体の更新への意向を分析するため、電話ヒアリング調査を実施した。回答件数は1,246件であった。

文部科学省関連


精神疾患による離職、過去最多…学校教員統計調査
 精神疾患を理由に離職する教員が過去最多を更新したことが、文部科学省が2023年7月28日に発表した2022年度「学校教員統計調査」の中間報告で明らかとなった。

【全国学力テスト】英語「話す」正答率12.4%…2023年度結果公表
 文部科学省は2023年7月31日、2023年度(令和5年度)全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を公表した。4年ぶり2回目の実施となった中学校の英語では、「話す」「書く」技能に課題がみられ、平均正答率は「話す」12.4%、「書く」24.1%にとどまった。

【全国学力テスト】GIGA端末の持ち帰り「毎日」小学校3割
 GIGA端末を家庭に毎日持ち帰って利用できるようにしている割合は、小学校32.6%、中学校41.9%であることが、2023年度全国学力テストの結果から明らかになった。「時々持ち帰って時々利用」を含めると、小中学校とも約8割が日常的に家庭で利用している実態にあった。

夏休み明け前後の自殺防止…厚労省や文科省が取組み強化
 子供や若者の自殺が長期休暇明け前後に増加する傾向を踏まえ、厚生労働省は2023年8月1日、政府全体で子供・若者の自殺防止に向けた取組みを強化し、集中的な啓発活動を実施すると表明した。ポスターや動画の掲示、相談窓口の周知、学校への働きかけなどを開始している。

OECD学習到達度調査PISA、予備調査の協力校募集8/31まで
 文部科学省国立教育政策研究所は、2024年6月16日~7月27日に実施する「PISA2025」の予備調査の協力校を募集している。学校謝金あり。対象は高校、高専、中等教育学校後期課程の1年生で全国28校(各校78名)。

イベント関連


教員研修「共創teacher」アントレ教育など実践8/17-19
 iUは2023年8月17日~19日の3日間、アントレプレナーシップ教育やデザイン思考を教育現場で実践するためのワークショップ「共創teacher2023 summer」を墨田キャンパスにて無料開催する。事前申込制。対象は中高教職員などで1日だけの参加もできる。

教育データ活用など「私学教育フォーラム」8/23
 コアネット教育総合研究所は2023年8月23日、東京国際フォーラムにて、教育データ活用や人的資本経営などこれからの学校運営の根幹に関わる12テーマについて、教職員向け「私学教育フォーラム」を開催する。参加費無料。事前申込制。

教員向けセミナー「Teach with Chrome」8-9月
 Google for Education主催のセミナー「Teach with Chrome2023~クラウド時代を生き抜くためのGoogle for Education講座」が、2023年8月23日から~9月27日の期間、全11回にわたり開催される。参加無料、事前申込制。

こども教育支援財団「ニュージーランド保育研究」シンポ9/2
 こども教育支援財団は2023年9月2日、科学研究費の成果報告会として「ニュージーランド保育研究シンポジウム」を、岡山県の環太平洋大学にて開催する。先着180名。

TAC教員採用試験「科目別オリエンテーション」9月開講
 TACは2023年9月10日、20日、24日に、教員採用試験を受験する人に向け、教職教養・一般教養・論作文の「科目別オリエンテーション」をオンラインにて開催する。参加費無料。定員500名で、定員になり次第、受付を終了する。

静岡市、臨時の先生を募集「教職説明会」9/16
 静岡市教育委員会は2023年9月16日、静岡市役所で「静岡市教職説明会」を開く。「静岡市立小中学校で臨時の先生してみませんか」と題して、教員免許状の所有者で現在教職に就いていない人などに向けて、勤務条件や最新の教育情報、教職免許法一部改正などを解説する。

GIGA利活用キャラバン「教員の働き方」高知9/23
 Google for Educationは2023年9月23日、セミナー「3年目以降の活用推進に向けた実践紹介とこれからの教員の働き方について考える」を高知市で開催する。セミナーはGoogle for Educationを活用した授業や校務における実践事例を紹介・体験する全国キャラバン。

情報処理学会、2023年度高校情報科教員研修スタート
 情報処理学会は2023年7月31日~ 2024年1月31日、高等学校情報科のための教員研修をオンデマンドにて実施する。受講料は、個人の場合講座数にかかわらず一律2,200円(税込)、団体1機関3万3,000円(税込)、情報処理学会会員は無料。申込締切は12月15日。

その他


公立看護大・人気ランキング2023…受験者数・倍率・辞退率
 2023年度大学入試の入試結果を振り返り、公立看護大学の受験者数や実質倍率、入学辞退率をまとめた。志願者がもっとも多かったのは「川崎市立看護大学」で、受験者数がもっとも多かったのは「神戸市看護大学」だった。

早稲田と慶應「ダブル合格者」の進学先は? 東進から独占入手
 東進ハイスクールが独自に作成する「ダブル合格者進学先分析」。運営元であるナガセの広報部長・市村秀二氏に、最新のデータを解説していただきながら、私大の両雄である早稲田大学・慶應義塾大学への進学状況に迫る。
《工藤めぐみ》

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