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学研HD、市進HDを連結子会社へ…塾事業の再編など

 学研ホールディングスは2023年7月28日、市進ホールディングスが連結子会社になったと発表した。教育サービスの共同開発や、グループ塾事業会社の再編成などについて検討を進めていくとしている。

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 学研ホールディングス(以下、学研HD)は2023年7月28日、市進ホールディングス(以下、市進HD)が連結子会社になったと発表した。教育サービスの共同開発や、グループ塾事業会社の再編成などについて検討を進めていくとしている。

 学研HD・市進HDは、塾や予備校など、民間教育機関を営む事業会社を運営している。2011年11月には、両社の間で業務・資本提携を締結。以来、学研教室と市進グループの塾との連携や、動画とICTによる個別学習システム・ウイングネットの拡大、人材交流など、各種連携業務を進めてきた。

 しかしながら、民間教育機関の持続的発展のために対処すべき課題は、近年ますます広範かつ機動的な対応の必要性が増してきている。そのため、グループ一体となって、この難局に対応していくべく、今回の連結子会社化が決定したという。

 今後、両社は映像コンテンツやAIを活用した学習管理システムなど「教育サービスの共同開発」、受講・成績管理、学費請求・収納管理などのシステム開発によるコスト削減・効率化のための「管理システムの共同投資」、今後懸念される人材不足に対する「間接部門業務のシェアードサービス会社の設立」などを予定している。

 また、それらの施策を進めながら、両社の塾事業会社の経営管理・事業運営がもっとも効率的・効果的な形で運営できる体制を整えるべく「グループ塾事業会社の再編成」を進めていくとしている。

《木村 薫》

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