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【共通テスト2026】「生物・生物基礎」塾向け講評と対策…生物は例年通り、生物基礎はやや易

 2026年度(令和8年度)大学入学共通テスト「生物・生物基礎」の問題について、テスト作成ツール「Dr.okke」を提供するokkeによる塾向け講評を紹介する。

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【共通テスト2026】「生物・生物基礎」okkeによる塾向け講評
  • 【共通テスト2026】「生物・生物基礎」okkeによる塾向け講評

 2026年度(令和8年度)大学入学共通テスト「情報I」の問題について、テスト作成ツール「Dr.okke」を提供するokkeによる塾向け講評を紹介する。

「生物」

講評・難易度は?

 昨年も思考力を問う出題が中心でしたが、本年度はさらに「情報の読み取り量」と「条件の複雑さ」が増加しました。特に第3問にて、教科書における発生時のタンパク質濃度の考え方をしっかりと頭に入れたうえで、複数の図表を矛盾なく統合するプロセスが昨年以上に精緻になっていたことが目立ちます。一方、落ち着いてデータを見れば解ける問題も散見され、全体体的な難易度は「例年通り」といえます。

・「知識の活用」から「現場思考」への完全シフト 
 知識だけを問う問題はほとんど登場せず、アクチン・ミオシンや植物ホルモンといった定番テーマであっても、初見の実験データと組み合わせた出題が主流となっています。教科書的な基本原理を「理解していること」を前提とし、その場で提示された特殊な条件下での振る舞いを論理的に推論する力が、得点差を分ける最大の要因となっています。

・特徴的な出題傾向と新機軸
 本年度は第1問で「ヒトの進化」が大きく扱われたほか、第5問のマングローブなど、特定の生態系を掘り下げる出題が目立ちました。これらは「未知の題材であっても、既知の生物学的原理(DNAの連鎖、環境適応など)を当てはめれば解ける」というメッセージであり、「初見の課題に対する適応力」がより重視されるようになっています。

共通テスト「生物」の対策法

 演習問題を積んでいればすらすら解けるような、定番の計算問題も複数出題されています(第一問のハーディ・ワインベルグの法則や、PCR法結果の推測など)。教科書の知識を頭に入れることに加え、頻出の計算問題を自分の中でパターン化し、同様の問題が出題されたときに自然と解法が出てくるよう、頭の中での引き出しの形成にも時間をかけることが必要です。

「生物基礎」

講評・難易度は?

 今年度の出題を振り返ると、全体的な難易度は「やや易化」でしたが、得点差が開くポイントが明確なセットでした。

共通テスト「生物基礎」の対策法

 今後、共通テストや二次試験に臨む方は、以下の3点を意識した学習が重要です。

1.未知の題材を恐れず、基礎知識を適応する
 菌由来の有機物に依存する白色個体や新型コロナウイルスなど、一見難しそうなテーマでも、問われているのは「光合成」「免疫の仕組み」といった教科書の基本です。「知らない言葉=解けない」ではなく、「知っている知識のどれを使えばいいか」を考える訓練を積みましょう。

2.グラフや実験文の「情報の取捨選択」を速める
 問題文や実験が長文化する傾向にあります。「選択肢を先に見てから必要なデータを図から探す」といった、実戦的な解法テクニックを身に付けることが時間短縮の鍵です。

3.盲点になりやすい「教科書の隅」を確認する
 自律神経の起始部(中脳・延髄・脊髄)のような、図説や注釈に載っている知識を問われることがあります。単なる用語の暗記ではなく、図とセットで構造を理解する学習を心がけてください。


 Dr.okkeのWebサイトでは、2026年度共通テスト「生物・生物基礎」の講評のほか、設問ごとの詳しい分析が掲載されている。

 リシードではこのほか、「数学」「情報I」についても公開中。



《okke》

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