毎日多くの仕事に追われ、生徒と向き合う時間が十分に取れないと感じている先生は少なくないだろう。授業準備や日々の事務作業、部活動の指導などに忙殺され、心身ともに疲弊してしまうこともあるかもしれない。
しかし、時間管理やタスク処理の方法を見直すことで、働き方を改善することは可能だ。効率的に業務をこなし、より質の高い教育活動に時間を充てるためのヒントは、さまざまな書籍に隠されている。
本記事では、多忙な先生たちの助けとなるような「仕事術」に焦点を当てた5冊の書籍を紹介する。先人たちの知恵や、ビジネスの世界で培われたノウハウを取り入れ、自分らしい働き方を見つけてほしい。
先生にお勧め!「仕事術」書籍6選
iPadを活用して時間を生み出す
SNS総フォロワー数2万人超えの教師が教えるiPad活用法。全7章で構成され、書類整理、教材研究、授業活用から、スケジュール管理、書類作成、成績処理や、さら機能や操作を自動化させて仕事の効率化を図れる方法などを紹介。
取り入れやすい「アイデア」が満載
付箋の効果的な活用方法、学内移動のわずかな時間の使い方、重たい仕事を軽くする方法など、意外に気がつかない時短術や、無駄な時間を減らして子どもともっとふれあう時間がつくれるアイデアを掲載。時短を考えすぎることの落とし穴についても書かれている。全5章構成。
ビジネスメソッドを学校現場に最適化
教員の業務を効率化し、ワーク・ライフ・バランスを実現するための実践的な仕事術(スケジュール管理・タスク管理・整理術・集中法・メール術・ICT活用)を体系的に解説。実践して身に付ける「仕事術」の教科書ともいうべき1冊。
場面ごとの設定で自分に引き付けて考えやすい
学級づくりや授業づくりのほか、部活動や生徒指導、校務分掌、自己研鑽など、さまざまな場面における中学校の仕事の基本のポイントを、「イラスト図解」を通して学べる。
仕事のON/OFF&場面別ON/OFFが明確に
教師の本質を見失わずに、多岐にわたる日々の仕事をON(やるべきこと)とOFF(やらないこと)に区別する10の発想と、場面に応じた50の判断基準・具体策を提案。“先生ならでは”の働き方の答えが見つかるはず。