スプリックスと渋谷区教育委員会は2023年7月より、児童生徒の情報活用能力向上、個別最適な学びの推進を目的として「プログラミング能力検定」を区内の全26小・中学校に導入を始めた。
渋谷区では、プログラミング教育に関するさまざまな取組みを積極的に実施している。その中で、児童・生徒がより良いプログラミング教育を受けるため、環境整備に加え、評価軸の策定、教員の負担軽減が求められている。
「プログラミング能力検定(プロ検)」は、2020年12月にスタート。プログラミングスクール、学習塾、パソコン教室、学校、学童など、多様な教育機関で実施されており、子供たちのプログラミング学習への意欲喚起や学習継続のきっかけ、個人のプログラミング能力・技能を可視化したうえでの効果的な学習・指導につなげることができるツールとして活用されているという。
今回、スプリックスと渋谷区教育委員会は、児童生徒の情報活用能力向上、個別最適な学びの推進を目的とし、「プログラミング能力検定」を区内の全26小・中学校に導入する。導入を契機として、区内全体でのプログラミング教育環境の整備を行い、児童・生徒の学力を継続的に測定することで、個別最適な学びを推進し、学習習慣の定着を図る。
また、情報活用能力全般の評価指標を策定し、プログラミングの能力値を測定・把握するなどの教育環境の整備を実施。さらに、自動採点や容易な成績分析を可能とするCBTシステムの活用により、教育の指導技術向上ならびに教員の負担軽減につなげていくとしている。
プロ検の導入を希望のスクール・学校などは、Webサイトより申し込むことができる。