教育コンサルティング＆クラウドサービス事業を行うサマデイは2023年7月19日、特許技術によって非認知スキルの育成と進路発見を行う新たな教育サービス「WEBSTAR」をリリースしたことを公表した。
社会の変化にともない、単一の試験成績だけで生徒を評価する従来の入試システムには限界があるとの認識が広まり、生徒の多様性や個別性を尊重し、それぞれの個性や能力を的確に評価する学校推薦型選抜・総合型選抜（AO入試）が増加している。そのため、生徒は自身の興味や将来の目標にあわせて学びの環境を選択することになるが、個性を磨くことも、やりたいことを見つけることも、そう簡単ではない。
サマデイは、これらの課題を解決するため、特許技術を活用した新しいオンライン教育プラットフォーム「WEBSTAR」を開発した。WEBSTARでは、想定外で絶対的な正解のないSDGsカリキュラム「非認知スキルトレーニング」に取り組むプログラムが用意されており、オンデマンド受講が可能。
ユーザーの解答には、ひとりひとりのオリジナリティが発揮される。この解答に対して、自社開発の非認知スキル評価指標、2,000名を超える人財の活動履歴データベース、学系情報などをもとに、ChatGPTなど、AIの活用によって、個別のフィードバックを行う。
また、「洞察力」「好奇心」「想像力」といった非認知スキルのスコアとそれらを高めるためのアドバイスや、個性にマッチした学系や既存の枠組みにとらわれない未来の職業などについて提案するという。
サマデイはこの一連の方法について特許を出願しており、今回、特許査定されたことを公表した。WEBSTARは今後、ユーザーと大学・企業とのマッチングサービスも展開する予定。
