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データサイエンスで領域横断型授業…iTeachers TV

 iTeachers TVは2023年6月21日、聖徳学園中学・高等学校のドゥラゴ英理花先生による教育ICT実践プレゼンテーション「データサイエンス教育を用いたSDGs教育におけるカリキュラムデザインの検討」を公開した。データ分析に焦点をあてた領域横断的な授業実践を紹介する。

事例 ICT活用
iTeachers TV「データサイエンス教育を用いたSDGs教育におけるカリキュラムデザインの検討」
  • iTeachers TV「データサイエンス教育を用いたSDGs教育におけるカリキュラムデザインの検討」
  • ドゥラゴ英理花先生「データサイエンス教育を用いたSDGs教育におけるカリキュラムデザインの検討」
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 iTeachers TVは2023年6月21日、聖徳学園中学・高等学校のドゥラゴ英理花先生による教育ICT実践プレゼンテーション「データサイエンス教育を用いたSDGs教育におけるカリキュラムデザインの検討」を公開した。データ分析に焦点をあてた領域横断的な授業実践を紹介する。

 iTeachers TVは、教育ICTを通じて「新しい学び」を提案する教育者チーム「iTeachers」による教育ICT情報番組。先生や生徒、教育関係者をゲストに招き、ICTを活用した「新しい学び」の実践や取組みをプレゼンテーション形式で紹介する。

 今回のゲストは、聖徳学園中学・高等学校のドゥラゴ英理花先生。「データサイエンス教育を用いたSDGs教育におけるカリキュラムデザインの検討」と題して、6月14日に前編(Vol.367)、6月21日に後編(Vol.368)を公開した。

 ドゥラゴ先生は、武蔵野大学データサイエンス学部客員教員、筑波大学大学院国際教育サブプログラム(IB教員養成)非常勤講師、私立中高国際部⻑・国際バカロレアコース⻑・情報科主任を経て、2022年より聖徳学園中学・高等学校校長補佐兼データサイエンス部長。東京大学大学院教育学研究科学校教育開発コース博士課程在学中。マイクロソフト認定教育イノベーター、マインクラフトグローバルメンター、日本国際バカロレア教育学会理事・大会組織委員⻑も務めている。

 聖徳学園では、教科「情報」の名称を「STEAM」と変更。自由な発想で新しい価値を生み出す創造力の育成を目標として、データサイエンス教育を加えた教科横断型の授業を行っている。前編では、総合的な探究の時間でSDGs教育を実現するためのカリキュラムデザインとともに、聖徳学園高等学校2年生202人を対象とした計3回のSTEAMの授業実践の第1回を紹介。データサイエンスの基礎知識やユニセフのHuman Development Index(HDI)を使用したデータ収集・分析により、生徒が科学的根拠に基づいたSDGs探究活動へつなげていったようすを伝える。

 後編では、STEAMの授業実践のうち、第2回の情報収集・分析実習(Data/Analysis)、第3回の要約(Conclusion)を取り上げる。第2回授業では、調査国の現状を「Google Earth」や「Doller Street」の視覚化されたデータから理解。第3回授業では、第1回や第2回のデータ収集・分析結果から得た選択国の課題について、グラフィックを使用した要約を作成。生徒が実際に手がけたグラフィック・サマリーや最終プレゼンテーションを交えて、領域横断的な授業実践の成果などを語る。

 番組後半には「教育ICTなんでも3ミニッツ」コーナーを収録。前編では玉川大学の小酒井正和先生による「授業で使える!ツール活用講座」、後編では聖徳学園中学・高等学校の品田健先生による「環境音で仕事が進んじゃう!」を紹介する。

 番組は、すべてiTeachersのYouTubeチャンネルで視聴できる。毎週水曜日の夜に「iTeachersTV~教育ICTの実践者たち~」シリーズの新作を公開している。これまでに368回の番組を配信しており、過去の番組も視聴できる。

◆iTeachers TV【Vol.367】聖徳学園中学・高等学校のドゥラゴ英理花先生
「データサイエンス教育を用いたSDGs教育におけるカリキュラムデザインの検討」前編

◆iTeachers TV【Vol.368】聖徳学園中学・高等学校のドゥラゴ英理花先生
「データサイエンス教育を用いたSDGs教育におけるカリキュラムデザインの検討」後編

《奥山直美》

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