教育業界ニュース

スクールロイヤー活用、GIGA先進自治体レポ…先週の教育業界ニュースまとめ読み

 先週(2023年2月20日~24日)公開された記事や報道発表から、教育業界の動向を振り返る。スクールロイヤー充実に役立つ手引きや調査結果等を公表、文科省が経団連へ中高の就業体験の協力依頼等のニュースがあった。また、3月5日以降に開催されるイベントを11件紹介する。

教材・サービス 授業
スクールロイヤー活用、GIGA先進自治体レポ…先週の教育業界ニュースまとめ読み
  • スクールロイヤー活用、GIGA先進自治体レポ…先週の教育業界ニュースまとめ読み
 先週(2023年2月20日~24日)公開された記事や報道発表から、教育業界の動向を振り返る。スクールロイヤー充実に役立つ手引きや調査結果等を公表、文科省が経団連へ中高の就業体験の協力依頼等のニュースがあった。また、3月5日以降に開催されるイベントを11件紹介する。

教育ICT関連


「主語は子供たち」GIGA先進自治体舞鶴市・中津市、パネルディスカッションレポート
 2023年2月8日に全国の教育委員会担当者、学校関係者を対象にオンライン開催された、公開パネルディスカッション「子どもたちの未来を創造するために~自治体で取り組んでいる教育改革~」を取材した。

情報科教員の授業実践と工夫…Teacher's[Shift]
 先生の働き方改革を応援するラジオ風YouTube番組「TDXラジオ」は2023年2月20日、Teacher’s [Shift]~新しい学びと先生の働き方改革~第110回の配信を公開した。千代田区立九段中等教育学校の須藤祥代先生をゲストに迎え、情報科の授業実践や工夫に迫る。

文部科学省関連


コロナ臨時休校、学年・学級閉鎖2.6%…文科省調査
 文部科学省は2023年2月17日、新型コロナウイルス感染症の影響による公立学校臨時休業状況調査の結果を発表した。2月1日時点で公立校の臨時休校は0.05%、学年・学級閉鎖は2.6%。いずれも前月比より増加となっている。

文科省「新任校長ハイブリッド研修事業」募集
 文部科学省は、「令和5年度(2023年度)新任校長オンライン集合ハイブリッド研修事業」の公募を開始した。受託団体は、年間を通して3つのSTEPからなる研修事業を実施する。公募締切は3月10日午後5時必着。

文科省「産学官連携・共同研究の施設整備事業」公募…大学対象
 文部科学省は2023年2月17日、「地域中核・特色ある研究大学の連携による産学官連携・共同研究の施設整備事業」の公募を開始した。国公私立大学を対象に、研究力を生かして社会課題解決や新産業創出等のイノベーション創出に貢献する施設等を募集する。

大学教育のデジタライゼーション構想事業を公募…文科省
 文部科学省は2023年2月17日、2023年度の「大学教育のデジタライゼーション・イニシアティブ推進委託事業」の公募について発表した。高等教育局長が認可した日本法人に委託する。採択予定数は1件。参加表明書の提出は2月28日まで。

医学部等教育・働き方改革支援事業、61大学を選定
 文部科学省は2023年2月17日、2022年度(令和4年度)補正予算「医学部等教育・働き方改革支援事業」の選定結果を発表した。医学部、歯学部、附属病院を置く88の国公私立大学から155件の申請があり、審査を経て東京大学や東京医科歯科大学等、61大学70件の事業が選定された。

中高の就業体験、経団連へ協力を依頼、文科省
 文部科学省は2023年2月20日、中学校と高校における就業体験活動の受入れについて、経団連へ協力を依頼した。経団連は翌21日にWebサイトのお知らせページで、学校等より要請があった場合は受入れを検討するよう呼び掛けを行っている。

未使用の貸与ルータ有効活用策を教委へ通知…文科省
 文部科学省は2023年2月13日、情報機器整備費補助金事業で整備した家庭学習用ルータの活用事例・工夫等を取りまとめ、各都道府県の教育委員会へ事務連絡を出した。自治体に残ったまま未使用となっている約65%の貸与ルータの活用を目指す。

スクールロイヤーへの相談体制構築を…手引き・調査結果公表
 文部科学省は2023年2月22日、教育行政に係る法務相談体制の充実についてWebサイトに掲載した。虐待やいじめ、学校事故等について初期対応から弁護士等(スクールロイヤー)へ相談できるよう、法務相談体制の構築・充実に役立てられる手引きや調査結果等を公表している。

イベント関連


佛教大、通信課程70周年記念「これからの幼児教育」3/5
 佛教大学通信教育課程は2023年3月5日、「佛教大学通信教育課程70周年記念―これからの幼児教育とはー」をテーマに講演会を開催する。定員は会場90名、オンライン500名。事前申込制、先着順。参加費無料。

金沢工大「教育DXシンポジウム」3/7、体験ブースも
 金沢工業大学は2023年3月7日、高校生・大学生・教育関係者・企業・自治体を対象に、これまでの教育DXの取組みを紹介する「教育DXシンポジウム2022」を開催する。会場は、金沢工業大学 扇が丘キャンパス26号館 Challenge Lab。Zoomウェビナー同時配信あり。申込締切3月1日。

ダイバーシティ・シンポジウム3/8…同志社・上智大
 同志社大学と上智大学は2023年3月8日、シンポジウム「海外先進事例に学ぶ私立大学のダイバーシティ推進モデル」を開催する。同志社大学・今出川キャンパスとオンラインのハイブリッド開催。参加費無料。会場参加の申込締切2月28日。

教員向け「PowerDirector」動画編集セミナー3/8
 サイバーリンクは2023年3月8日、学校の先生を対象とした動画編集オンラインセミナーを開催する。動画編集ソフト「PowerDirector」を使い、動画編集初心者向けに基本的な知識を提供。参加費無料。視聴リンクにGoogle Chromeからアクセスする。

Googleセミナー「GIGA時代に求められる教員養成」3/11
 Google for Educationは2023年3月11日、教育関係者対象のセミナー「GIGA時代の新たな学びを考えるオンラインセミナー~GIGA時代に求められる教員養成のあり方とは?~」を開催する。事前登録制、参加無料。

教職員向けセミナー「タイピングスキルの現状と可能性」3/11
 ミラボと教育ネットは2023年3月11日、「GIGA2年目のタイピングスキルの現状と今後の可能性~第1回らっこたんセミナー~」を開催する。事前申込制、参加無料。

学校デジタル化や教育DX…重点施策セミナー3/17
 新社会システム総合研究所は2023年3月17日、「文部科学省の令和5年度(2023年度)の予算案を踏まえた『学校のデジタル化』『教育DX』『教育データの利活用』等重点施策」と題したセミナーを開催する。会場(紀尾井フォーラム)、ライブ配信(Zoomウェビナー)で受講可。

TAC教採対策「論文・面接で役立つ指導事例解説」3/21
 TACは2023年3月21日に、教員採用試験を受験する人に向けた無料オンラインセミナー「論文・面接で役立つ指導事例解説」を開催する。参加費無料。定員になり次第、受付終了。申込みはWebサイトから。

数学教育の未来を考える「AI時代の教師のあり方」3/25
 日本数楽共育研究会とモノグサは2023年3月25日、東京都港区のAP新橋にて、セミナー「数学教育の未来を考える~AI時代の教師のあり方~」を開催する。参加費2,000円(税込)。

大阪成蹊大「未来展望セミナー2023」5/19より全8回
 大阪成蹊大学は2023年5月より、日本や世界を取り巻く重要な課題への理解を深める全8回の公開講座「未来展望セミナー2023」を開催する。会場またはオンライン。受講料全8回5万円(税込)。申込締切3月31日。

SDGsや難民…開発教育協会「教材体験フェスタ」3/26
 開発教育協会は2023年3月26日、教員・教育関係者、国際協力・交流関係者、学生他、サステナビリティに関心がある人を対象に「教材体験フェスタ2023」にて9つのワークショップを開催する。参加費は一般4,000円、会員3,000円、学生2,000円、高校生以下1,000円で事前支払制。

その他


同志社大、DS・AI教育プログラムで「オープンバッジ」導入
 同志社大学は2023年2月17日、全学部生が履修可能なデータサイエンス・AI教育プログラム(DDASH)等において、3月から修了証のデジタル証明となる「オープンバッジ」の導入を発表した。

埼玉県の教員採用、民間企業等の経験者「特別選考」新設
 埼玉県は2023年2月17日、2024年度採用(2023年度実施)の公立学校教員採用選考試験において、民間企業等で一定の勤務経験があれば、教員免許を所有していなくても受験できる「セカンドキャリア特別選考」を全志願区分対象に新設することを発表した。

【中学受験2023】首都圏市場拡大、受験者数6.6万人超え過去最多に
 コアネット教育総合研究所は2023年2月16日、「2023年首都圏中学入試総括レポート」を公表した。2023年度首都圏中学入試の受験者数は6万6,500人と過去最多となり、受験率は初めて22%を超えた。首都圏中学受験市場の拡大傾向が色濃くみられる。

【大学受験2023】東大推薦入試、志願者やや増加も定員割れ過去最多タイ
 SAPIX YOZEMI GROUPが運営する「東大研究室」は2023年2月16日、2023東大入試状況「学校推薦型選抜」を公開した。東京大学の2023年度学校推薦型選抜について、データと分析を掲載。2023年度は定員割れ学部・学科数が2016年度と並び最多となった。
《工藤めぐみ》

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