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【高校受験2023】東京都、英語スピーキングテスト不受験者に仮結果を算出

 東京都教育委員会は2022年5月26日、東京都立高等学校入学者選抜における東京都中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)結果の活用について公表した。不受験者が入試で不利にならないよう、英語学力検査の得点が同じ者のESAT-J結果をもとに「仮のESAT-J結果」を算出する。

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不受験者の「仮のESAT-J結果」の算出例
  • 不受験者の「仮のESAT-J結果」の算出例
  • ESAT-J結果の都立高等学校への提出
  • 評価の点数化
  • 総合得点への加算
  • 不受験者の「仮のESAT-J結果」の算出例
 東京都教育委員会は2022年5月26日、東京都立高等学校入学者選抜における東京都中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)結果の活用について公表した。不受験者が入試で不利にならないよう、英語学力検査の得点が同じ者のESAT-J結果をもとに「仮のESAT-J結果」を算出し、総合得点に加算する。

 東京都では2021年9月、2023年度(令和5年度)入学者選抜から東京都中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)の結果を活用し、英語4技能のうち「話すこと」の能力をみることを明らかにしている。今回、ESAT-J不受験者の扱いを新たに定め、すでに公表した内容とともにあらためて発表した。

 ESAT-Jは、都内の公立中学校3年生の全生徒を対象に11月27日(予備日12月18日)に実施。中学校は、ESAT-J結果として提供を受けた6段階の評価を生徒の調査書に記載する。調査書は2023年2月上旬、生徒の志願先の都立高校へ提出する。ESAT-Jの結果は、第一次募集・分割前期募集において活用。エンカレッジスクール、チャレンジスクール、英語学力検査を実施しない学校は対象外となる。

 都立高校は、A~Fの6段階で提出された評価について「A」20点、「B」16点、「C」12点、「D」8点、「E」4点、「F」0点と、20点満点の点数として取り扱う。第一次募集・分割前期募集では、学力検査の得点と調査書点の合計(1,000点満点)にESAT-J結果の点数を加えて総得点を算出する。

 ESAT-J不受験者については、都立高等学校入学者選抜において不利にならないよう「仮のESAT-J結果」を算出して取り扱う。なお、「不受験者」とは東京都の公立中学校等に在籍する者のうち、ESAT-J実施日(予備日を含む)にインフルエンザ等に罹患した者、学校保健安全法第19条により中学校長が出席停止の措置を行った者、受験者本人の責めによらずやむを得ない理由(病気で入院、交通事故により負傷等)により受験することができなかった者。ESAT-J実施日時点で、東京都の公立中学校等に在籍していないため、ESAT-Jを受験していない者(私立中学校在籍者、他県中学校在籍者等)も「不受験者」に該当する。

 不受験者の「仮のESAT-J結果」は、英語学力検査の得点で順位を決め、不受験者と英語学力検査の得点が同じ者のESAT-J結果を点数化し、その平均値から求める。算出の際、平均値が18点以上は「A」、14点以上18点未満は「B」、10点以上14点未満は「C」、6点以上10点未満は「D」、2点以上6点未満は「E」、2点未満は「F」とする。

 たとえば、不受験者の英語学力検査が75点で、同じ75点を得点した者のESAT-J結果が「A」3人、「B」5人、「C」2人の場合、平均値は16.4点となり、不受験者の「仮のESAT-J」は「B」とされる。

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