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デジタルシティズンシップ教材「DQ World」無償実証校募集

 サイバーフェリックスは2022年5月13日、経済産業省のEdTech導入補助金2022に採択されたことを受け、デジタルシティズンシップ教材「DQ World」「DQスクールパッケージ」を無償で実証導入する学校・自治体の募集を開始した。

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デジタルシティズンシップ教材「DQ World」
  • デジタルシティズンシップ教材「DQ World」
  • 導入校数の推移とおもな導入先
  • デジタルシティズンシップ教材「DQ World」特徴
  • 平井聡一郎氏、推薦
  • EdTech導入補助金2022・DQ実証実験プログラム2022
 サイバーフェリックスは2022年5月13日、経済産業省のEdTech導入補助金2022に採択されたことを受け、デジタルシティズンシップ教材「DQ World」「DQスクールパッケージ」を無償で実証導入する学校・自治体の募集を開始した。

 サイバーフェリックスは、2020年から3年連続で経済産業省EdTech導入補助金の公認事業者として採択され、学校・自治体にEdTechツールを提供している。EdTech導入補助金は、学校等の教育機関にEdTechツールを導入する事業者に導入費用の一部を補助することで、教育イノベーションの普及を目指す制度。

 DQ Worldは、インターネットの仕組みやそこで起こるさまざまな事象に対する判断基準や対処方法について学び、インターネットをより肯定的かつ自律的に活用する基盤を作るためのデジタルシティズンシップ教材。2021年は全国154の小中学校・自治体の約3万5000名の児童生徒が利用。これまでの累計導入校は全国305校(4月1日時点)。2022年は立命館小学校や埼玉県立大学教育学部附属小学校等、53校で有償導入されている。

 文部科学省学校情報化専門家会議委員、関係省庁の委員等の他、多くの自治体や学校の教育改革を手掛ける平井聡一郎氏に、DQ Worldを用いたデジタルシティズンシップ教育の特徴について聞いたところ、「学習者にあわせた柔軟な学習スタイル」「教員の負担軽減」「学習効果の可視化」の3つの特徴を推薦している。

 5月13日、サイバーフェリックスはEdTech導入補助金2022の採択を受け、「DQ World」と「DQスクールパッケージ」の無償実証の導入校募集を開始した。教材はおもにICTの活用が日常的になる小学3年生~中学3年生が対象。時間や場所を選ばず、アニメーションやクイズ、キャラクターとの擬似チャット等を通じて、デジタル市民のアイデンティティ、サイバーセキュリティやネットいじめの扱い等、8つのスキルを主体的に学習できる。

 「DQスクールパッケージ」には、DQ Worldと2種類のレポートに加え、授業でのより発展的な学びを支える指導書とワークブックが内包。学習者向けと学校向けの2種類のレポートは、児童生徒がDQ Worldでの学習を修了すると発行され、従来の情報モラル教育の課題とされていた児童生徒の習熟度の可視化が可能となる。

 無償実証校の募集締切は、5月20日。Webフォームから受け付けている。万が一、EdTech導入補助金2022での実証導入校として採択されない場合でも、サイバーフェリックスが独自提供するDQ実証実験プログラム2022を利用して年度内に無料お試し導入ができる。詳細は、EdTech導入補助金2022の実証導入校の申込みをした学校・自治体に別途案内する。
《川端珠紀》

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