教育業界ニュース

産学共同開発…中高生向けプログラミングカリキュラム無償公開

 中央大学商学部の斎藤正武教授とSTEM教育を行うm.PIME(運営:想隆社、教育科学研究社)は、中高生向けの本格的なプログラミング教育カリキュラムを共同開発した。2021年7月19日よりWebサイト上で一般公開しており、教育機関は無償で利用できる。

教材・サービス 授業
中央大学商学部の斎藤正武教授とm.PIMEが共同開発した「ベーシック講座1」
  • 中央大学商学部の斎藤正武教授とm.PIMEが共同開発した「ベーシック講座1」
  • m.PIME
  • 中央大学
 中央大学商学部の斎藤正武教授とSTEM教育を行うm.PIME(運営:想隆社、教育科学研究社)は、中高生向けの本格的なプログラミング教育カリキュラムを共同開発した。2021年7月19日よりWebサイト上で一般公開しており、教育機関は無償で利用できる。

 小学校におけるプログラミング教育の必修化や、数年後に始まる大学入学共通テストへの導入等、教育現場において急速にプログラミング教育が進められる中、おもにScratch等のブロックプログラミングと呼ばれるスタイルがメインとなっている現行の小中学校のプログラミング教育では、プログラミングの基本的な仕組みや構造を学ぶ導入教育的なレベルにとどまってしまうという。小中学校で身に付く基礎的知識のレベルから、社会で通用する一般的なプログラミング知識のレベルまでは大きな差があり、どのように育成するかが教育上の課題となっている。

 中央大学商学部斎藤正武教授は、地元八王子市へのプログラミングの出前授業や、中央大学付属中学・高校へのプログラミング指導を行ってきた指導ノウハウを生かし、中学生から本格的なプログラミングが学べるカリキュラムをm.PIMEと共に開発。産学共同で開発された本格的カリキュラムで無償で利用できるものは国内初だという。カリキュラムの提供を通じて、より早期のうちから本格的なプログラミング教育を受講できる環境を整え、若者の情報活用能力のさらなる育成強化を目指している。

 今回は、初学者向けに「ベーシック講座1」を公開。AI等の分野で人気の高いプログラミング言語「Python」を使用し、30分の講義(座学)と60分の演習(ハンズオン)を組みあわせた計90分のレッスン13回で構成されている。練習問題と解答のセットもWebサイトからダウンロードして利用できる。

 カリキュラムは、幼稚園から高校、高等教育機関といった教育機関等であれば事前の許諾や連絡不要で無償利用可能。また、塾の1日無料体験や企業の社内研修等の範囲であれば無償利用可能だが、カリキュラムを使って新しくプログラミング講座を開講するといった営利目的の場合は、別途有償の商用ライセンスが必要となる。すでにいくつかの塾で商用ライセンスの採用が決定しているという。

 今後は、今回公開したカリキュラムの発展的な内容として、ベーシック講座2およびIoT入門講座を発表・無償公開予定。
《畑山望》

この記事はいかがでしたか?

  • いいね
  • 大好き
  • 驚いた
  • つまらない
  • かなしい

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top