三菱総研DCSは2025年12月16日、小中学校および特別支援学校を対象としたロボットエンジニアの職業紹介とコミュニケーションロボット・プログラミング体験の無償出張授業の2026年度開催希望校募集を開始した。30校限定で、2026年1月30日まで応募を受け付ける。
三菱総研DCSは、社会貢献活動の一環として、児童生徒のキャリア教育やプログラミング教育に貢献することを目的に無償出張授業を展開している。授業は初心者にもわかりやすく、参加型の構成で児童生徒の知的好奇心を引き出し、ロボットやプログラミングへの興味を喚起する内容となっているという。
授業は1コマ45分から50分程度で、対象学年に応じて内容を調整する。特別支援学校や学級向けの授業シナリオも用意している。授業ではプログラミング体験として、プログラムの開発画面であるフローチャートをモニターに映し、児童生徒の意見も取り入れながらエンジニアが即興でアプリケーションを作成し、その動きと言葉への反映を確認する。児童生徒はプリントおよびカードを使いフロー作成を行うが、実際のプログラミングは含まれない。
2026年度は開催校を30校限定で募集する。対象は小学校4年生から中学校3年生、特別支援学校・学級も対象で、学年は相談可能となっている。参加人数は1回あたり約35名までを目安としており、複式学級にも対応可能で多い場合は複数回の実施を検討できる。
募集期間は12月16日から2026年1月30日まで。授業実施期間は2026年4月1日から2027年3月31日まで。授業料は無償だが、アンケートへの協力を求めている。応募にあたっては、HDMIまたはTypeC接続のモニターもしくはプロジェクターの準備が必要となる。
募集に際して応募多数の場合は、ロボットと接する機会が少ない学校を優先する場合がある。応募はメールにて受け付けており、学校名や連絡先、希望学年および人数、授業実施希望の月や期間などを記載し、ロボット特別授業担当宛に送信する。
三菱総研DCSは1970年創立のIT企業で、銀行やクレジットカード関連業務の実績があるほか、インターネット出願サービス「miraicompass」を提供し約1,900校の小中高で利用されている。2016年からコミュニケーションロボットに取り組み、国立研究開発法人日本医療研究開発機構の支援を受けた。2021年より社会貢献活動としてロボットプログラミング授業を開始し、教育現場の支援を進めている。
出張授業では二足歩行ロボット「NAO」(Maxtronicsの登録商標)を用いてプログラミング体験を展開している。
◆「ロボットプログラミング入門」無償出張授業 2026年度開催希望校の募集
募集期間:2025年12月16日(火)~ 2026年1月30日(金)
授業実施期間:2026年4月1日(水)~ 2027年3月31日(水)
募集校数:30校限定
対象学年:小学校4年生~中学校3年生、特別支援学校・学級(学年は応相談)
対象人数:1回あたり35名程度まで(人数の下限なし、複式学級での実施も可能)
実施費用:無償(アンケートへの協力あり)
準備するもの:HDMIまたはTypeC接続のモニターもしくはプロジェクター
応募方法:必要事項を記載してメールで応募する







