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エースチャイルド「SNS等による相談体制の調査研究」自治体募集

 エースチャイルドは2021年7月1日~15日の期間、文部科学省の2021年度調査研究事業「SNS等を活用した相談体制の在り方に関する調査研究」への参画を希望する自治体を募集する。募集枠は2自治体。申込みはWebサイトの専用フォームにて受け付けている。

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マルチSNS相談窓口プラットフォーム「つながる相談」
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 エースチャイルドは2021年7月1日~15日の期間、文部科学省の2021年度調査研究事業「SNS等を活用した相談体制の在り方に関する調査研究」への参画を希望する自治体を募集する。募集枠は2自治体。申込みはWebサイトの専用フォームにて受け付けている。

 エースチャイルドは2020年度に引き続き、文部科学省が推進する調査研究事業「SNS等を活用した相談体制の在り方に関する調査研究」に採択されたことを受け、研究への参画を希望する自治体の募集を開始した。

 近年、多くの若者がSNSをおもなコミュニケーション手段として用いる中、いじめ等のさまざまな悩みを抱える児童生徒からの相談を受け付けるSNS相談を全国に普及させることが喫緊の課題となっている。「SNS等を活用した相談体制の在り方に関する調査研究」は、各自治体におけるSNS等を活用した相談体制の構築に対する支援に加え、広域によるスケールメリットを活用した効果的・効率的な相談体制の仕組みについて、その成果・課題等を検証することを目的に実施している事業。

 エースチャイルドが2019年度に実施したSNS相談においては、「死にたい」と思うほどの深刻な悩みから思春期特有の悩みまで、多種多様な相談が寄せられ、“話し相手をSNSに求める”傾向が顕著にみられたという。2020年度実施のSNS相談においては、週2回程度の相談でも長期間の実施がもっとも望まれる傾向にあることが明らかに。電話での相談においては、事前の説明を明確にすることで入電数にポジティブな影響があることがわかったという。

 2021年度は、これまでの成果と課題を踏まえ、2自治体合同LINE公式アカウントを開設し、1つのSNSアカウントに2つの自治体が参画する形で調査研究相談を実施予定。広域によるスケールメリットを活用した効果的・効率な相談体制を研究する事業の趣旨に則って、広域的なSNS相談アカウントによる相談を実施する。

 募集対象となる自治体は、都道府県および政令指定都市であり、文部科学省の2021年度「SNS等を活用した相談体制の構築事業」に採択されていない学校種。昨年度までと異なり、文部科学省の2021年度「SNS等を活用した相談体制の構築事業」を実施している場合でも、対象としていない学校種がある場合は今回の募集対象となるという(例:すでに自治体において高等学校のみを対象に実施している場合、小・中学校は応募可能)。

 募集期間は7月15日まで。募集枠は2自治体。応募の後、個別にヒアリングを実施し、7月16日には選定結果を通知する。7~8月にかけて、学校および生徒向けの案内リーフレット・カードを作成し、夏休み前に配布予定。SNS相談は8月21日~12月1日に実施する。なお、調査研究事業にはエースチャイルドが開発・運用するマルチSNS相談窓口プラットフォーム「つながる相談」を用いる。

◆「SNS等を活用した相談体制の在り方に関する調査研究」への参画自治体募集
募集期間:2021年7月1日(木)~7月15日(木)
選定結果の通知:2021年7月16日(金)までに通知
※応募完了後、随時個別に説明およびヒアリングを行い、選定委員会による会議の結果、参画自治体を決定する
応募条件:都道府県および政令指定都市であり、文部科学省の2021年度「SNS等を活用した相談体制の構築事業」に採択されている学校種を「除く」学校種に限る
※例:自治体において高等学校のみを対象に実施している場合は、小・中学校は応募可能
《畑山望》

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