京都府教育委員会は2025年4月10日、2026年度(令和8年度)教員採用選考試験受験者向けに奨学金返還支援制度を実施すると発表した。府北部の公立校で教員として就業する学生を対象に、日本学生支援機構の奨学金返還を支援する。採用は20名程度、補助金額は最大153万6,000円。
京都府では、府北部の公立学校で教員として就業する学生を対象に、奨学金返還を支援している(所得要件あり)。府北部地域とは、綾部市・福知山市・舞鶴市・宮津市・京丹後市・伊根町および与謝野町の7市町で、教員採用選考試験では「北部採用枠」で募集。募集校種は、小学校・中学校・高等学校・特別支援学校となる。
対象となる奨学金は、日本学生支援機構の奨学金(第一種、第二種)。補助金額は最大153万6,000円で、卒業前2年間に貸与を受けた額のうち、第一種奨学金貸与額を上限として、10年間に分けて補助する。
採用人数は20名程度。申請者が募集枠を超える場合は、教員採用選考試験の成績順で決定する。詳細は、今後、公表予定の補助要綱で確認できる。
2026年度京都府公立学校教員採用選考試験は5月12日まで出願を受け付け、1次筆記試験を6月14日、面接試験を6月28日・29日、7月5日・6日のうちの指定日で実施。2次実技試験は8月14日・15日のうち1日、面接試験は8月19日~25日のうちの1日で実施される。また大学3年生等チャレンジ選考は、筆記試験が6月14日、面接試験が7月12日・13日のうちの指定日で実施される。