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兵庫県教員採用、小中高特支で志願者減少…倍率4.0倍

 兵庫県教育委員会は2025年6月4日、2026年度(令和8年度)兵庫県公立学校教員採用候補者選考試験の応募状況を発表した。一般選考の応募者数は前年度比229人減の4,242人。小学校・特別支援学校は前年度比184人減と大幅に減少した。

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令和8年度兵庫県公立学校教員採用候補者選考試験の応募状況
  • 令和8年度兵庫県公立学校教員採用候補者選考試験の応募状況
  • 各教科別状況
  • 令和8年度兵庫県立学校実習助手候補者選考試験および令和8年度兵庫県立寄宿舎指導員採用候補者選考試験の応募状況

 兵庫県教育委員会は2025年6月4日、2026年度(令和8年度)兵庫県公立学校教員採用候補者選考試験の応募状況を発表した。一般選考の応募者数は前年度比229人減の4,242人。小学校・特別支援学校は前年度比184人減と大幅に減少した。

 2026年度兵庫県公立学校教員採用候補者選考試験は、4月7日~5月12日まで出願を受け付けた。一般選考の募集人員1,050人に対する応募者数は4,242人で、応募者倍率は4.0倍。前年度と比べ、応募者数は229人減、倍率は0.2ポイント減となった。一方、次年度採用となる大学3年生等は前年度比258人増の693人から応募があった。

 一般選考の区分別にみると、小学校・特別支援学校は募集人員445人に対し、1,433人が応募し倍率は3.2倍(前年度3.9倍)、中学校・特別支援学校は募集人員275人に対し、1,008人が応募し倍率は3.7倍(同3.6倍)、高等学校は募集人員210人に対し、1,143人が応募し倍率は5.4倍(同5.0倍)、特別支援学校は募集人員90人に対し、272人が応募し倍率は3.0倍(同3.2倍)、養護教諭は募集人員25人に対し、305人が応募し倍率は12.2倍(同9.3倍)、栄養教諭は募集人員5人に対し、81人が応募し倍率は16.2倍(同16.6倍)。

 前年度より募集人員を30人増やした小学校・特別支援学校は、応募者数184人減・倍率0.7ポイント減といずれも低下。前年度より募集人員を10人減らした中学校・特別支援学校は、応募者数が6人減と微減したが、倍率は0.1ポイント増加。前年度より募集人員を30人減らした高等学校は応募者数46人減、倍率0.4ポイント増となった。なお、小・中学校の募集人員は、それぞれ特別支援学校との併願(小15人・中15人)を含む数となっている。

 教科別の応募者倍率をみると、中学校・特別支援学校は保健体育15.2倍がもっとも高く、ついで社会12.4倍、音楽9.1倍と続く。高等学校は保健体育15.0倍がもっとも高く、ついで書道10.5倍、美術9.0倍と続いた。一方、中学校・特別支援学校の技術0.7倍、高等学校の看護0.5倍と、2教科が1.0倍を下回った。

 このほか、採用地域を限定した特別選考には、播磨西157人、但馬74人、丹波59人の応募があった。

 第1次選考試験は集団面接が6月14日、筆記試験が7月20日、結果発表が8月5日。第2次選考試験は、模擬授業・個人面接試験実技試験が8月16日~25日のうちの指定日で実施される。最終合格発表は9月中旬の予定。

《川端珠紀》

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