川崎市教育委員会は2025年6月4日、2025年度実施(令和7年度実施)川崎市立学校教員採用候補者選考試験の応募状況(速報値)を発表した。応募者数は前年度比4人減の996人、倍率は2.1倍となった。
2025年度実施 川崎市立学校教員採用候補者選考試験は、4月4日~5月15日に出願を受け付けた。2026年度採用の応募者数は996人で、募集人員470名程度に対する応募倍率は2.1倍。前年度より募集人員を40人程度増やしたものの、応募者数は4人減と微減した。一方、2027年度採用となる大学3年次在籍者推薦の応募者数は72人で前年度を14人上回った。
2026年度採用の受験区分別でみると、小学校は募集人員230人程度に対し、応募者数343人で倍率1.5倍(前年度1.7倍)、中学校・高等学校は募集人員200人程度に対し、応募者数462人で倍率2.3倍(同2.8倍)、特別支援学校は募集人員20~25人程度に対し、応募者数67人で倍率3.0倍(同2.7倍)、養護教諭は募集人員10~15人程度に対し、応募者数114人で倍率9.1倍(同7.0倍)。募集人数に幅のある教科については、募集人数の中間値をもとに応募倍率を計算している。
中学校・高等学校の教科別の倍率は、社会6.2倍がもっとも高く、ついで保健体育3.8倍、音楽3.2倍、家庭2.5倍、国語2.4倍など。一方、美術は0.8倍と倍率1倍を下回った。
応募者数を前年度と比較すると、小学校が57人減、中学校・高等学校が19人増、特別支援学校が6人増、養護教諭が26人増で、小学校のみ減少した。
今後、川崎市立学校教員採用候補者選考試験は7月6日に第1次試験を実施し、7月25日に合格者を発表。第2次試験は実技が8月5日、面接が8月7日~20日にかけて行われる。最終合格者の発表は9月19日の予定。