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文科省、パンフ「ICT支援員の適正配置を」公開

 文部科学省は2025年3月21日、学校のICT機器活用をサポートするICT支援員の業務内容などをまとめたパンフレット「ICT支援員の適正配置を」をWebサイトで公開した。

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パンフレット「ICT支援員の適正配置を」
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 文部科学省は2025年3月21日、学校のICT機器活用をサポートするICT支援員の業務内容などをまとめたパンフレット「ICT支援員の適正配置を」をWebサイトで公開した。

 ICT支援員とは、学校における教員のICT活用をサポートし、ICTを活用した授業などを教員がスムーズに行えるよう支援する職種。ICT支援員の適正配置の水準は4校に1人で、配置数は2023年度末時点で7,172人(約4.5校に1人)。約5割の自治体は4校に1人以上配置している一方、約3割の自治体は配置していないという実態がある。

 パンフレット「ICT支援員の適正配置を」では、ICT支援員が次代を担う児童生徒を育成するこれからの学びを実現するために不可欠な存在であることを強調。ICT支援員の業務内容や、これからのICT支援員に求められることなどを掲載し、適正配置を呼び掛けている。

 「あるICT支援員のある1日 」をみると、午前は8時半から出勤・予定の確認、授業支援、授業準備支援、校務支援。昼食・休憩後、午後はソフトウェアの更新など環境整備支援と校務支援を行い、午後4時半に業務報告・退勤というスケジュール。また、学校訪問をしない日は、研修やICT支援員同士で情報を共有。学校のニーズをつかみ、教育委員会において適切な支援内容を決めることが必要になる業務だという。

 パンフレットではこのほか、神奈川県伊勢原市や茨城県つくば市など自治体の事例や教員の声なども掲載。ICT支援員が学校におけるICT活用において不可欠な存在であることがよくわかる資料となっている。

《川端珠紀》

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