北海道教育委員会と札幌市教育委員会は2024年12月9日、2026年度(令和8年度)北海道・札幌市公立学校教員採用候補者選考のための特別検査(教養検査)の志願者数を公表した。北海道採用は前年度比170人増の933人、札幌市採用は前年度比96人増の506人といずれも増加した。
北海道教育委員会と札幌市教育委員会は、公立学校教員の採用候補者の早期確保に努めるため、大学3年生らを対象に一部の検査(教養検査)を前倒しで実施している。北海道採用希望者向けは「特別検査(教養検査)」、札幌市採用希望者向けは「前倒し選考検査」という検査名称で、それぞれ11月22日まで出願を受け付けた。
北海道採用の志願者数は前年度比170人増の933人。受検区分別でみると、小学校は195人(前年度比12人減)、中学校は333人(同87人増)、高等学校は262人(同97人増)、特別支援学校は30人(同3人減)、養護教諭は73人(同20人減)、栄養教諭は40人(同21人増)。中学校、高等学校、栄養教諭の3区分で志願者数が増加した。
札幌市採用の志願者数は前年度比96人増の506人。小学校・幼稚園は203人(前年度比29人増)、中学校・高等学校は275人(同61人増)、特別支援学校は28人(同6人増)で、すべての区分で志願者が増加した。
北海道の特別検査および、札幌市の前倒し選考検査は12月15日に実施し、結果を2025年1月31日に発表する。なお、不合格の場合または受検しなかった場合でも「2026年度北海道・札幌市公立学校教員採用候補者選考検査」は受検できる。