ソニーセキュアテクノロジー&ソリューション事業部は、中学生向けキャッシュレス教育プログラム「電子マネーから学ぶ、キャッシュレスと経済のしくみ」の2024年度募集を開始した。首都圏の中学校を対象に、無償で授業を実施する。締切りは9月4日。
社会のデジタル化や感染症対策をきっかけに、キャッシュレス決済のさらなる多様化と活用の場が広がっている。2023年度、ソニーが首都圏の12校833名の中学生を対象に実施したアンケート調査では、キャッシュレス決済の利用経験が72%まで高まっており、お金の知識や判断力を養うことが、より一層求められている。
2024年度は、ソニーの非接触ICカード技術FeliCaを活用したSuicaサービスを提供する東日本旅客鉄道と共同で講師を派遣し、首都圏の中学校を対象に無償で授業を実施する。子供たちが社会との関わりを実感しながら、キャッシュレス決済の意義を理解し、金銭管理に関する知識と判断力を身に付け、正しく活用できるようになることを目指すという。
プログラムは、企業と連携した授業づくりを専門とする企業教育研究会の協力のもと実施し、将来に向けた計画的なお金の使い方を考えるきっかけを提供する。企業教育研究会理事長の藤川大祐氏は「ソニーとJR東日本による中学生向けキャッシュレス教育プログラムは、子供たちが実社会の例を交えながら、さまざまな立場のキャッシュレスの利用を考え理解する授業です。金融経済教育の重要性が高まる中、このような取組みが広がることを期待しています」とコメントを寄せた。
プログラムの実施期間は、9月中旬から2025年3月初旬まで。対象は東京都・茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・神奈川県・山梨県の中学1~3年生。教科は、家庭科「私達の消費生活と環境」、社会科(公民的分野)「現代社会を捉える枠組み」「市場の働きと経済」、技術科「情報に関する技術」、キャリア教育、情報モラル教育となる。時間は50分×2コマ(100分)、1日最大1~6クラス、教室、体育館、多目的ホールで実施する。費用は無料。
申込みは、企業教育研究会のWebサイトより行う。
◆電子マネーから学ぶ、キャッシュレスと経済のしくみ
実施期間:2024年9月中旬~2025年3月初旬
対象:首都圏(東京都・茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・神奈川県・山梨県)の中学校1年生~3年生
教科:
・家庭科「私達の消費生活と環境」
・社会科(公民的分野)「現代社会を捉える枠組み」「市場の働きと経済」
・技術科「情報に関する技術」
・キャリア教育、情報モラル教育
時間:50分×2コマ(100分)
場所:各教室または多目的室、体育館等
申込締切:2024年9月4日(水)17:00
費用:無料
申込方法:企業教育研究会のWebサイトより申し込む