先週(2024年7月29日~8月2日)公開された記事には、全国学力テスト2024年度結果公表、起業経験者派遣・先着100校受付開始、TOEIC S&W国別スコア日本19位などのニュースがあった。また、2024年8月8日以降に開催されるイベント7件を紹介する。
教育ICT関連
【EDIX2024】GIGAスクールは「学習権の保障」文科省 武藤氏
2024年5月10日、「EDIX(エディックス)東京」最終日の特別講演「GIGAスクール第2期に向けて~次期教育課程を見据えつつ、活用格差を解消したい」に登壇した文部科学省 初等中等教育局 教育課程課長(前学校デジタル化PTリーダー)の武藤久慶氏は、格差是正の必要性を呼びかけた。
サイバー大×京都府立大、単位互換協定…オンライン受講可能に
サイバー大学は2024年7月30日、単位互換協定に基づき京都府立大学の科目を開講すると公表した。サイバー大学の学生が「地域コミュニティを維持する技法―コミュニティワーク」「デジタル社会と人権」(いずれも全8回)が、10月3日よりオンライン受講できる。
フォントサブスク「Morisawa Fonts」9/30開始
モリサワは2024年9月30日より、学生および教職員向けにフォントサブスクリプションサービス「Morisawa Fonts」を特別価格で提供する。1ライセンスの価格は、学生が990円、教職員が3万3,000円(いずれも税込)。MORISAWA PASSPORTアカデミック版は10月1日終了予定。
Libry子会社化で加速するカシオの教育事業戦略
2024年3月26日、カシオ計算機はLibryの子会社化を発表した。教育ICT化が進む中、カシオとLibryは教育における新たな価値創造を共に目指すという。カシオ計算機 上嶋宏氏とLibry 後藤匠氏に話を聞いた。
文部科学省関連
日本語教員試験、出願開始9/6まで
文部科学省は2024年8月1日、2024年度(令和6年度)「日本語教員試験」において出願受付を開始した。出願締切は9月6日。試験日は11月17日。結果発表は12月20日(予定)。受験料1万8,900円。日本語教員試験システムよりオンラインで出願する。
【全国学力テスト】言語活動とデータ活用に課題…2024年度結果公表
文部科学省は2024年7月29日、2024年度(令和6年度)全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を公表した。今回は小学校・中学校ともに国語と算数・数学のみを調査。平均正答率は中学校の国語のみ下降。国語では言語活動に、算数・数学ではデータ活用に今後さらな…
WWLコンソーシアム構築支援事業、高校など5校採択
文部科学省は2024年7月26日、2024年度(令和6年度)WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業の再公募による採択機関を公表した。拠点校には、筑波大学附属坂戸高校、大妻中野中学校・高校、京都先端科学大学附属高校など5校が採択された。
イベント関連
アドビ製品を活用したデザイン授業…ウェビナー8/28
クリエイティブ市場の総合商社Tooは2024年8月28日、ウェビナー「アドビ製品を活用した神山まるごと高専のデザイン授業」をオンライン開催する。登録無料。事前申込制。
エドチャレShowcase…教育分野で挑戦する団体募集
教育の環は2024年10月12日から13日に東京学芸大学 小金井キャンパスにて開催する教育研究フェス「Tokyo Education Show」内で行われる、エドチャレShowcaseの公募を8月1日より開始する。対象は教育に関心のある人、教育系の団体や企業。
起業経験者「アントレプレナーシップ推進大使」先着100校に派遣
科学技術振興機構(JST)は2024年7月10日、文部科学省と連携し、学校・教育機関などへの「アントレプレナーシップ推進大使」の派遣受付を開始した。先着100校(予定)に、アントレプレナーシップ推進大使の紹介、謝金や旅費の支払いなどを提供する。申込締切2025年2月28日。
教員ら対象、いじめ問題トークセッション…東京都
東京都人権プラザは2024年8月31日、令和6年度(2024年度)第1回人権啓発指導者養成セミナー「いじめ問題に関するトークセッション いじめと向き合う大人のありかた」を立川市女性総合センター・アイムにて開催する。参加無料。定員60名で、申込多数の場合は抽選となる。
Google for Education「GIGA利活用推進」勉強会9/29
Google for Educationは2024年9月29日、自治体や学校関係者を対象に「第2期に向けた全国 GIGA 利活用推進 勉強会」をホテル日航新潟にて開催する。参加費無料、事前申込制。定員は先着70名。応募状況により、抽選になる可能性がある。
初等中等教育における生成AIの利活用…検討会議8/8、傍聴募集
文部科学省は2024年8月8日、第2回「初等中等教育段階における生成AIの利活用に関する検討会議」を開催する。有識者などからのヒアリングや意見交換などを行う。傍聴希望者は8月6日正午までに傍聴予約Webフォームより申し込む。
東京都「部活動の地域連携・地域移行シンポジウム」9/22
東京都教育委員会は2024年9月22日、東京都教職員研修センター(東京都文京区)にて「部活動の地域連携・地域移行シンポジウム」を開催する。対象者は大学、区市町村、教員、スポーツ・文化芸術団体関係者や保護者など。要事前申込。応募締切9月17日。
その他
TOEIC S&W国別平均スコア、日本はSpeaking114点で世界19位
国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)は2024年7月31日、2023年の世界におけるTOEIC Speaking & Writing Tests受験者のバックグラウンドアンケートの結果を発表した。日本の平均スコアはSpeakingが114点で世界19位、Writingが129点で世界18位となった。
医学部人気続く、国内外31大学出展「医学部合同説明会・進学講演会」に1,000人超
駿台グループ「医学部合同説明会・進学講演会」が2024年6月30日、東京国際フォーラムにて開催された。国内外の大学31校のブースに加え、駿台職員による個別相談ブースや、医師国家試験問題に挑戦できるICT教材体験会などを展開。医学部受験最新動向の解説セミナーも開催され、多くの医学部受験志望者とその保護者で賑わった。
【全国学力テスト】言語活動とデータ活用に課題…2024年度結果公表
文部科学省は2024年7月29日、2024年度(令和6年度)全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を公表した。今回は小学校・中学校ともに国語と算数・数学のみを調査。平均正答率は中学校の国語のみ下降。国語では言語活動に、算数・数学ではデータ活用に今後さらなる工夫が必要との分析がなされた。
【大学受験2026】慶應義塾大医学部、全国初の地域枠「栃木県」に設置
慶應義塾大学医学部と栃木県は2024年7月25日、県内の高度医療を実践し、医学研究を牽引するハイレベルな医療人材を確保するため、地域枠に係る協定書を締結した。全国初となる地域枠は栃木県で、慶應義塾大学医学部の2026年度(令和8年度)一般選抜より新設される。
埼玉県立高12校の共学化アンケート、高校生6割弱が「別学」を支持
埼玉県教育委員会は2024年7月11日、埼玉県立の男女別学校に関するアンケート調査の結果を公表した。男女別高校12校の「共学化」について、高校生と保護者は「男女別学」を6割前後が支持。中学生は56.2%が「どちらでもよい」と回答し、賛否は二分する結果となった。
高校生が志願したい大学、関東甲信越1位は「明治大学」
リクルート進学総研は2024年7月31日、「進学ブランド力調査2024」の結果を発表した。高校生が志願したい大学の1位は、関東甲信越エリア「明治大学」、東海北陸エリア「名城大学」、関西エリア「関西大学」が1位に選ばれた。
【大学受験2026】中央大、理工系学部を再編…3学部新設
中央大学は2024年7月31日、理工学部を再編し理工系3学部「基幹理工学部」「社会理工学部」「先進理工学部」を2026年4月に開設すると発表した。理工学部は2025年度入学者を最後に募集停止し、新設学部に定員を移行する。