北海道教育委員会と札幌市教育委員会は2024年5月29日、2025年度(令和7年度)北海道・札幌市公立学校教員採用候補者選考検査の志願状況を公表した。志願者数は、北海道採用希望の全受験区分で前年度より減少し、全体で465人減の2,332人、志願倍率2.1倍。札幌市採用希望は、前年度比18人減の1,250人、3.8倍となった。
2025年度北海道・札幌市公立学校教員採用候補者選考検査は、4月8日から5月2日まで出願を受け付けた。北海道採用希望には、全体で2,332人が出願。前年度の2,797人から、465人減少した。採用予定数1,104人程度に対する志願倍率は2.1倍。
北海道採用希望の受検区分別の志願者数(併願者は第1希望の人数を記載)は、小学校が前年度比182人減の469人、中学校が前年度比173人減の775人、高等学校が前年度比74人減の537人、特別支援学校が前年度比14人減の104人、養護教諭が前年度比21人減の367人、栄養教諭が前年度比1人減の80人。全受検区分で志願者減となった。
実施要項に記載の採用予定数(小学校400人程度、中学校300人程度、高等学校187人程度、特別支援学校122人程度、養護教諭80人程度、栄養教諭15人程度)から算出した志願倍率は、小学校1.2倍、中学校2.6倍、高等学校2.9倍、特別支援学校0.9倍、養護教諭4.6倍、栄養教諭5.3倍。
一方、札幌市採用希望には、全体で前年度比18人減の1,250人が出願。採用予定数333人程度に対する志願倍率は3.8倍。受検区分別の志願者数は、小学校が前年度比1人増の469人、中学校が前年度比4人増の573人、特別支援学校が前年度比15人減の98人、養護教諭が前年度比7人減の78人、栄養教諭が前年度比1人減の32人。
実施要項に記載の採用予定数(小学校・幼稚園170人程度、中学校・高等学校100人程度、特別支援学校50人程度、養護教諭10人程度、栄養教諭3人程度)から算出した志願倍率は、小学校・幼稚園2.8倍、中学校・高等学校5.7倍、特別支援学校2.0倍、養護教諭7.8倍、栄養教諭10.7倍。
今後、6月16日に第1次検査として教養検査、専門検査(マークシート式)、論文検査を実施し、7月19日に結果を発表。8月2日から4日に第2次検査として面接検査や実技検査などを行い、9月27日に結果を発表する。