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機材も無償貸与「デジリハ for スクール」10校募集

 障害児者向けリハビリツール「デジリハ」を開発・提供するデジリハは2024年5月、関東甲信地方の特別支援学校を対象にコンテンツと必要機材をあわせて無償貸与する「デジリハ for スクールプロジェクト」を開始。第1期参加校として10校を募集する。応募は6月28日まで、Weサイトの応募フォームにて受け付ける。

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デジリハ for スクールプロジェクト
  • デジリハ for スクールプロジェクト
  • プロジェクトの概要
  • 障害児者向けリハビリツール「デジリハ」
  • プロジェクトには休眠預金を活用

 障害児者向けリハビリツール「デジリハ」を開発・提供するデジリハは2024年5月、関東甲信地方の特別支援学校を対象にコンテンツと必要機材をあわせて無償貸与する「デジリハ for スクールプロジェクト」を開始。第1期参加校として10校を募集する。応募は6月28日まで、Weサイトの応募フォームにて受け付ける。

 デジリハは、「リハビリをアソビに変える」をコンセプトとしたデジタルリハビリツール。各種センサーとデータで、リハビリを見える化し、ゲーミフィケーション要素を取り入れたアプリで主体的にリハビリ・療育に関わることを支援する。

 2021年のサービス開始以降、2024年5月時点で全国約80か所の総合病院、リハビリ病院、放課後等デイサービス、特別支援学校等で導入されており、2024年度からは、すべての特別な支援が必要な子供たちに「自身の能力を最大化する体験」を提供することを目的に、特別支援学校を対象にコンテンツの無償公開を行っている。

 今回、より多くの特別支援学校へ迅速にサービスを提供すべく、デジリハ用機材を無償貸与する「デジリハ for スクールプロジェクト」を開始する。対象は関東甲信地方の特別支援学校。デジリハと特別支援学校が協働で推進する3年間のプロジェクトとして、データベースの構築やニーズの把握、学習効果の実証を行う。

 開始にともない、プロジェクト第1期参加校として10校を募集。参加校に選定された特別支援学校には、デジリハコンテンツに加え、PC・センサーなど利用に必要な機器をプロジェクト期間に渡り貸与する。加えて、合同レクチャーや定期研修を実施し、円滑な利用をサポートするという。今後、段階的に参加校を募集していく予定。

 応募締切は6月28日。デジリハWebサイト内の応募フォームにて受け付ける。参加校は選考によって決定。デジリハ導入に対する熱意や人員体制、導入によりどのような教育的効果を生み出したいか、ガバナンスなどの整備状況などを踏まえて、総合的に判断し選定する。

 なお、本プロジェクトは休眠預金等活用事業資金分配団体であるリープ共創基金の資金提供をもとに実施する。

◆デジリハ for スクールプロジェクト:第1期参加校募集
募集校:10校程度
対象:東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬、山梨、長野の特別支援学校(肢体不自由・知的障害)
応募条件:
・デジリハが指定する定期的な研究協力(事例報告、アンケート等の回答)、広報・情報発信等の協働が可能であること
・デジリハが設定する研修等への参加が可能であること
・デジリハ側が指定するチャットツール(Slack、LINEオープンチャット等)を使いデジリハとコミュニケーションが図れること
・採択決定時より、2026年度末の期間で事業が実施可能であること
・デジリハを利用するための教室やスペース、映像を投影する壁面が確保できること
応募方法:デジリハWebサイト内の応募フォームより申し込む
応募締切:2024年6月28日(金)

《畑山望》

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