教育業界ニュース

生徒指導提要の改訂、学テ英語「話す」調査…先週の教育業界ニュースまとめ読み

 先週(2022年12月5日~9日)公開された記事や報道発表から、教育業界の動向を振り返る。生徒指導提要の改訂や全国学力テストの中学英語「話す」オンライン調査等のニュースがあった。また、12月14日以降に開催されるイベントを5件紹介する。

教材・サービス 授業
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 先週(2022年12月5日~9日)公開された記事や報道発表から、教育業界の動向を振り返る。生徒指導提要の改訂や全国学力テストの中学英語「話す」オンライン調査等のニュースがあった。また、12月14日以降に開催されるイベントを5件紹介する。

教育ICT関連


連絡網「マチコミ」リニューアル…
ToDoが一目でわかる設計へ

 学校、保護者、子供をサポートするWebサービスを展開するドリームエリアは2022年12月6日、学校と保護者間の連絡をデジタル化する連絡網サービス「マチコミ」の管理画面トップをリニューアル。新機能の提供を開始した。保護者向けアプリは2023年1月リニューアル予定。

オンラインショップ「学書SHOP」冬期教材を追加
 民間教育業界向けにテキスト教材を出版する学書は2022年12月5日、Web上で学書の教材が購入できるオンラインショップ「学書SHOP」のリニューアルを発表。ウインター練成等の冬期講習用教材を追加した。Webサイトから会員登録後に利用できる。

eboard、新機能「ふりがな」で漢字学習の遅れサポート
 eboard(イーボード)は2022年12月7日、提供するICT教材「eboard」上の小中学生向けデジタルドリルに「ふりがな」を付ける機能の提供を開始した。不登校経験や学習障害等の理由から漢字の学習が遅れてしまい、各教科の学習が進められなくなる子供をサポートする。

保育施設に特化した業務支援ツール「パピーナ」販売開始
 チャイルド社は2022年12月、保育施設に特化した業務支援ツールであるICT総合システム「パピーナ」を販売開始した。園に必要な業務を一元管理することができる。

文部科学省関連


生徒指導提要(改訂版)公表…多様化・複雑化する課題に対応
 文部科学省は2022年12月6日、12年ぶりに改訂を行なった「生徒指導提要」の改訂版を公表。いじめの重大事案やGIGAスクール構想、性的マイノリティ等、子供たちを取り巻く環境の変化や多様化・複雑化する生徒指導課題に柔軟に対応するよう300ページにわたりまとめている。

2022年第二次補正予算…「デジタル教科書活用のための通信環境調査研究」とは?
 2022年12月2日、参院本会議で2022年度第二次補正予算案が可決、成立した。この記事では、本補正予算でも5億円が計上されたデジタル教科書・デジタル教材等の活用促進のためのネットワーク環境整備事業について整理する。

【全国学力テスト】2023年度、中学英語「話す」オンライン調査
 文部科学省は2022年12月5日、2023年度全国学力・学習状況調査で英語の「話すこと」に関する調査を実施する方針を示し、専門家会議で了承された。児童生徒が活用するGIGA端末や文部科学省CBTシステム「MEXCBT」を用い、オンライン方式で調査する。

【全国学力テスト】2023年度の実施要領を教委に通知…文科省
 文部科学省は2022年12月7日、2023年度(令和5年度)全国学力・学習状況調査に関する実施要領を決定し、各都道府県の教育委員会等へ通知した。同調査の具体的な実施方法等については、2023年2月下旬から3月上旬ごろに作成・配布する予定の調査マニュアルで示される。

文科省、特設サイトに「情報l」動画2本追加
 文部科学省は2022年12月7日、Webサイト内の「高等学校情報に関する特設ページ」に新たに2本の動画を追加した。教科としての「情報」の魅力や、情報Iで学ぶプログラミングの魅力について伝えている。

地方教育費16兆7,991億円、女性教育長の割合は過去最高
 文部科学省は2022年12月7日、「2021年度(令和3年度)地方教育費調査」の確定値を公表した。2020年度(令和2年度)に支出された地方教育費総額は、前年度(2019年度)比4,151億円(2.5%)増の16兆7,991億円で、2年連続の増加となった。

イベント関連


東京都「いじめ問題対策連絡協議会」12/14
 東京都教育委員会は2022年12月14日、第5期東京都いじめ問題対策連絡協議会(第1回)を東京都庁で開催する。都や区市町村、学校におけるいじめ防止等の取組みの現状と課題について協議する。傍聴希望者は、当日の午前9時15分~35分に会場前に集合する。定員は20人。

NTT東日本「教育ICTフォーラム 2022」12/14締切
 東日本電信電話(NTT東日本)の北海道事業部は、急速に進む教育ICTについて、教育現場におけるICTの活用を考察する場として「教育ICTフォーラム2022」をオンラインにて開催する。日時は2022年12月16日午後2時~午後4時45分。参加費無料、事前登録制。申込締切は12月14日。

【大学入学共通テスト】JAEISフォーラム「情報I」実施に向けた最新動向12/24
 日本情報科教育学会(JAEIS)は2022年12月24日、第14回フォーラムをオンラインにて開催する。テーマは「『情報I』実施と試作問題公開を受けた今後の情報教育」。会員以外も参加できる。

【年末企画ウェビナー12/27】ポストGIGAスクール構想の学び、 2022年振り返り&2023年大予測
リシードは2022年12月27日、教育業界のキーマンの皆さまと年末特別企画ライブイベント「ポストGIGAスクール構想の学び、2022年振り返り&2023年大予測」を開催する。

千葉大学教育学部附属中「ICT授業研究会」2/10
 千葉大学教育学部附属中学校は2023年2月10日、2022年度(令和4年度)ICT授業研究会を開催する。「1人1台端末時代に求められる情報モラル指導法の検討」を研究主題とし、基調講演や公開授業等をオンライン形式にて実施する。

その他


蒼・凪・陽葵がトップ、2022年生まれの名前…明治安田生命
 2022年生まれの子供の名前は、男の子では「蒼」と「凪」、女の子では「陽葵」がトップとなったことが、明治安田生命が2022年12月5日に発表した調査結果から明らかとなった。「凪」は調査開始以来、初めての1位獲得となった。

大学人気ランキング2022年11月版…大阪公立大が2ランク上昇
 高校生21万1,225人が答えた「大学人気ランキング」1位は、国立が「東京大学」公立が「東京都立大学」、私立が「青山学院大学」であることが、JSコーポレーションが2022年11月30日に集計した結果より明らかになった。

【大学入学共通テスト2023】志願者数51万2,581人(確定)過去最多870校が利用
 大学入試センターは2022年12月6日、2023年度(令和5年度)大学入学共通テストの確定志願者数と現役志願率、利用校数を発表した。現役志願率は前年同率の45.1%で、志願者数は前年比3.4%減の51万2,581人。過去最多となる870大学が利用する。
《工藤めぐみ》

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