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eboard、新機能「ふりがな」で漢字学習の遅れサポート

 eboard(イーボード)は2022年12月7日、提供するICT教材「eboard」上の小中学生向けデジタルドリルに「ふりがな」を付ける機能の提供を開始した。不登校経験や学習障害等の理由から漢字の学習が遅れてしまい、各教科の学習が進められなくなる子供をサポートする。

教材・サービス 授業
「ふりがな」機能 利用イメージ
  • 「ふりがな」機能 利用イメージ
  • eboardの映像授業につけられた「やさしい字幕」
  • eboardでの学習の流れ
  • eboard

 eboard(イーボード)は2022年12月7日、提供するICT教材「eboard」上の小中学生向けデジタルドリルに「ふりがな」を付ける機能の提供を開始した。不登校経験や学習障害等の理由から漢字の学習が遅れてしまい、各教科の学習が進められなくなる子供をサポートする。

 ICT教材eboardは、映像授業とデジタルドリルを組み合わせて学習できるICT教材。家庭や公立学校、ボランティアの非営利活動は無償で利用でき(学習塾や放課後等デイサービス等民間での利用については料金が発生)、全国2,000か所以上の教育現場で毎月20~30万人が利用している。

 これまでもコロナ禍でICT化が進む中、学習環境が整備されづらかった、ろう・難聴の子供や外国につながりのある子供等を対象に、映像授業に字幕をつける「やさしい字幕」プロジェクトを実施する等、さまざまな理由から学べない・学びづらい子供たちのための取組みを進めてきた。

 今回、eboardを利用する子供や保護者、学校教員等へのヒアリングから、漢字の学習に遅れが出ることで各教科の学習につまずいてしまうケースが多くあることが判明。特に、不登校経験や読字障害(ディスレクシア)等の学習障害、日本語支援が必要な外国につながりのある子に多くみられ、「漢字が読めない」ことが理由で、各教科の学習が進められない・進めづらい状態になってしまうケースがあるという。

 新しく提供した「ふりがな機能」は、デジタルドリル上の「ふりがなをつける」ボタンを押すと、問題文、解答、解説中のすべての漢字にふりがなを付けることが可能。機能開発は、取組みに賛同するアシュリオンジャパン・ホールディングスの支援、協力のもと進められた。

 eboardを無料利用する場合は、アカウントを作成しWebサイトからログインすることで利用可能。塾や私立学校等、民間の教育機関での利用はWebサイトにて申込みを受け付ける。eboardは、今後も「学びをあきらめない社会の実現」をミッションに、子供たちひとりひとりの学びを支援する活動を展開する。


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《畑山望》

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