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臨時休校中、99.9%の小中高校で学習指導…文科省調査

 文部科学省は令和4年3月18日、新型コロナウイルス感染症の影響による臨時休業期間中の学習指導等に関する調査を発表。臨時休業期間中、ほぼすべての小学校・中学校等で学習指導を実施していたことが明らかとなった。

教育行政 文部科学省
小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校及び特別支援学校 合計4,652校の学習指導等の状況について
  • 小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校及び特別支援学校 合計4,652校の学習指導等の状況について
  • 小学校3,099校の学習指導等の状況について
  • 中学校959校の学習指導等の状況について
  • 義務教育学校28校の学習指導等の状況について
  • 高等学校451校の学習指導等の状況について
  • 特別支援学校115校の学習指導等の状況について
  • 幼稚園150校のコミュニケーション方法

 文部科学省は令和4年3月18日、新型コロナウイルス感染症の影響による臨時休業期間中の学習指導等に関する調査を発表。臨時休業期間中、99.9%とほぼすべての小学校・中学校等で学習指導を実施していたことが明らかとなった。

 調査は、令和4年1月11日~2月16日の期間中、特定の学級が土日祝日等を除いて連続5日間以上休業している学校を対象に実施したもの。幼稚園150校、小学校3,099校、中学校959校、義務教育学校28校、高等学校450校、中等教育学校1校、特別支援学校115校の計4,802校が回答した。

 小学校と中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校の計4,652校を対象に、臨時休業期間中の学習指導状況について尋ねた質問には、99.9%が実施していたと回答。いずれの学校でも、「教科書や紙の教材」や「ICT端末」を活用したところが多かった。

 一方、臨時休業期間中に学習指導を実施しなかった学校にその理由を尋ねたところ、「少人数の学級において生徒および担任が感染し、ともに体調不良だったため」「ほとんどの教職員が濃厚接触者となり、自宅待機となってしまったため」と回答。これらの学校では、登校が再開されたあと、個別学習の時間を増やしたり、家庭の学習機会を確保したりする等して、学習指導に取り組んでいた。

 また、幼稚園150校を対象に、家庭と園とのコミュニケーション方法について尋ねたところ、「電話の活用」が84.7%で最多。ついで「メールやホームページの活用」「お便りやプリントの活用」が続いた。

《竹間たまみ》

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