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SDGs探究マップ「京都・奈良」近畿日本ツーリスト

 近畿日本ツーリスト首都圏は2021年6月3日、SDGs地図教材「SDGs探究マップ」の制作に協力し、3月に発売した「沖縄」に続き、第2弾としてSDGs探究マップ「京都・奈良」の販売を開始したことを発表した。

教材・サービス その他
SDGs探究マップ「京都・奈良」
  • SDGs探究マップ「京都・奈良」
  • 歴史をSDGsに当てはめて考える(一例:東本願寺)
  • 地理をベースにした包括的な学び
  • ワークブック
 近畿日本ツーリスト首都圏は2021年6月3日、SDGs地図教材「SDGs探究マップ」の制作に協力し、3月に発売した「沖縄」に続き、第2弾としてSDGs探究マップ「京都・奈良」の販売を開始したことを発表した。

 「SDGs(持続可能な開発目標)」とは、2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミット採択の「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標。「貧困をなくそう」「質の高い教育をみんなに」といった17のゴールと、169のターゲットで構成されている。

 「SDGs探究マップ」は、近畿日本ツーリストが長年携わった教育旅行の経験を生かし、修学旅行での活用を目的として企画されたもの。観光スポットとしての解説のほか、持続可能な社会をつくるヒントや各スポットに関わりがあるSDGsゴールを掲載。事前学習で学んだスポットを実際に訪問することで、SDGsを身近に引き寄せる旅体験が可能となる。

 SDGs探究マップ「京都・奈良」では、京都・奈良エリアの文化財等をSDGsのものさしに当てはめ、寺社・仏閣といった歴史建造物等が当時どのような役割を果たしていたのかという観点でも編集されている。また、京都・奈良の地理をつかみながら、「基層:飛鳥・奈良・平安」「中層:秀吉から江戸末期まで」「表層:近代都市への変貌」の各層を貫いて産業・環境保全・和文化・町づくり等さまざまな切り口から重ねて考えることで、地理をベースに包括的に物事をみる能力を身に付けることができる。

 各観光スポットにSDGs探究マップを用いて学習や訪問することで、生徒自身が課題意識を抱いて探究する学習が可能となる。修学旅行後の事後学習では、修学旅行中に得た気付き等をワークブックにまとめることで、SDGsへの探究をさらに深めることができる。

 SDGs探究マップは、地図とワークブック、学習指導のための解説書(教員用)がセットになっている。価格は1セット1,980円(税込)。最寄りの近畿日本ツーリスト(教育旅行担当)を通じて提供する。
《桑田あや》

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