関芳弘文部科学大臣は2026年10月16日の記者会見で、デジタルな形態を含む新たな教科書に掲載する動画の総量の上限について、現行の教科書の2次元コード先に掲載されている動画の状況をもとに、教科ごとの特性や標準授業時数などを総合的に勘案して議論されたと説明した。
会見では、記者から教科書に掲載できる動画の総量の上限について、設定の根拠を問う質問があった。関大臣は、先日取りまとめられた教科書検定審議会の論点整理で、主体的な学びを実現する授業づくりの妨げとならないようにする観点から、動画の上限を設けることが示されたと述べた。
教科書1点あたりの動画の上限については、現行の教科書の2次元コード先に掲載されている動画の状況をもとに検討。その中から教科書として認め得るものを仕分けしつつ、教科ごとの特性や標準授業時数などを総合的に勘案して議論されたものと承知していると説明した。
また、今回示された上限は、教科書として掲載する動画に関するものであり、教科書以外の動画などのコンテンツの活用を妨げるものではないとした。授業では、教科書と多様な教材を適切に組み合わせて活用してほしいとの考えを示した。
このほか、10月15日にハイパフォーマンススポーツセンターを視察したことを報告し、競技力向上に必要な予算の確保に努める考えを示した。10月18日開幕の愛知・名古屋アジアパラ競技大会については、共生社会の実現などに寄与するものと述べ、出場選手の挑戦に期待を寄せた。また、10月20日に打上げを予定する火星衛星探査機「MMX」について、世界初となる火星圏からのサンプルリターンを目指す国際プロジェクトと説明。火星衛星の起源の解明や、将来の有人火星探査を見据えた技術の獲得につながることへの期待を示した。







