文部科学省は2026年10月16日、2025年度(令和7年度)の学生の中途退学者・休学者数の調査結果を公表した。中途退学者は6万1,137人で学生数に占める割合は2.05%、休学者は8万3,807人で2.81%となり、いずれも前年度から減少した。
調査は2025年4月1日から2026年3月31日までの期間、全国の国公私立大学、短期大学、大学院、高等専門学校を対象に実施された。回答率は91.3%。中途退学者・休学者の割合は、2025年4月1日時点の学生数をもとに算出している。留学生は含むが、通信制課程の在籍者は含まない。また中途退学者数には、博士課程の満期退学者を含まない。
中途退学者が学生数に占める割合はすべての学校種で減少し、2024年度比0.05ポイント減の2.05%となった。学校種別にみると、大学は1.97%(5万1,029人)、短期大学は3.82%(2,421人)、大学院は2.42%(6,652人)、高等専門学校は1.92%(1,035人)。大学院の内訳は、修士課程・専門職学位課程が2.22%(4,333人)、博士課程が2.94%(2,319人)だった。
中途退学のおもな理由は、「転学・進路変更等」が22.5%で最多。ついで「学生生活不適応・修学意欲低下」が15.3%、「就職・起業等」が14.8%、「経済的困窮」が13.7%、「精神疾患」が7.3%、「学力不振」が7.1%だった。
休学者の割合も、すべての学校種で減少し、2024年度比0.14ポイント減の2.81%となった。学校種別では、大学が2.57%(6万6,634人)、短期大学が2.03%(1,287人)、大学院が5.52%(1万5,139人)、高等専門学校が1.38%(747人)。大学院の内訳は、修士課程・専門職学位課程が3.41%(6,658人)、博士課程が10.74%(8,481人)だった。
休学のおもな理由は、「精神疾患」が13.3%で最多となった。ついで「海外留学」が12.1%、「経済的困窮」が11.7%、「転学・進路変更等」が8.8%、「病気・けが・行方不明」が7.4%、「就職・起業等」が7.1%、「学生生活不適応・修学意欲低下」が5.9%、「学力不振」が3.1%だった。
いずれも理由は、複合的な事情がある場合、もっとも中心的なものに分類している。文部科学省は、中途退学・休学のいずれの理由についても、前年度と比べて「傾向に大きな変化はみられなかった」と分析している。








