文部科学省は2026年8月28日、2027年度(令和9年度)開設予定の大学等の設置に係る答申について公表した。太田医療科学大学(群馬県)と中央医療大学(神奈川県)の私立2校は、大学設置を「可」とする答申がなされた。
2027年度開設予定の大学等の設置認可について、大学設置・学校法人審議会において審議が行われ、8月28日に答申がなされた。判定が「可」とされたのは、大学設置が2校、学部設置が8校、学部の学科設置が3校、短期大学の学科における通信教育課程の開設が1校。大学院については、研究科の設置が名古屋市立大学大学院など6校、研究科の専攻設置または課程変更が東京工科大学大学院など7校となった。
大学設置2校はいずれも私立大学。太田医療科学大学は群馬県太田市に新設予定で、健康科学部を設置する。リハビリテーション学科には、理学療法学専攻80人、作業療法学専攻40人の入学定員を設ける。中央医療大学は神奈川県横須賀市に新設予定で、医療科学部を置き、診療放射線学科の入学定員を100人とする。
学部設置は公立1校、私立7校。このうち熊本県立大学は、新たに半導体学部を設置し、半導体学科の入学定員を60人とする。これにともない、総合管理学部総合管理学科の入学定員を減らす予定。
また、北海道科学大学(北海道)は、地域創造学部地域創造学科(入学定員75人)を新設する一方、未来デザイン学部人間社会学科の学生募集を停止する。北星学園大学(北海道)は、情報科学部情報科学科を新設し、入学定員を100人とする。
清泉大学(長野県)は、農学部アグリデザイン学科を新設し、入学定員を85人とする。桜花学園大学(愛知県)は、情報科学部ソーシャルデータサイエンス学科(入学定員80人)を新設するのにともない、教育保育学部国際教養こども学科の学生募集を停止する。このほか、大手前大学の人間情報学部、広島修道大学の農学部、九州国際大学の看護学部の設置が認可された。
学部の学科設置3校は、いずれも私立大学。昭和医科大学(山梨県・神奈川県)は保健医療学部に医療技術学科を新設する。藤田医科大学(愛知県)は医学部に医工共創学科、比治山大学(広島県)は現代文化学部に美術学科を新設する。
文部科学省は同日、短期大学の設置者変更に係る答申についても公表した。帝京学園短期大学(山梨県)は、設置者を学校法人帝京学園から学校法人帝京科学大学へ変更する。これにともない、2027年4月から校名を「帝京科学大学短期大学部」に変更し、現在の保育科は「こども学科」に名称変更する。入学定員は20人減とする予定。
同省によると、審査過程では申請の取下げが21校22件あったほか、11校11件が審査継続保留となっている。また、参考として国立大学の学部・学科設置などについても公表している。高知大学は2027年4月から地域協働学部にパブリックイノベーション学科を新設する予定。入学定員は30人で、地域協働学科の定員を減らし、新学科の定員に充てる。














