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みんがくと交野市、家庭学習支援にスクールAI導入

 みんがくは2025年10月29日、大阪府交野市と連携し、交野市立学校における「スクールAI」の活用に関する連携協定を締結したと発表した。児童・生徒の家庭学習のサポートを目的としており、学力向上を目指す取組みとなる。

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連携協定締結式のようす
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 みんがくは2025年10月29日、大阪府交野市と連携し、交野市立学校における「スクールAI」の活用に関する連携協定を締結したと発表した。児童・生徒の家庭学習のサポートを目的としており、学力向上を目指す取組みとなる。

 交野市役所で10月9日に調印式が行われ、交野市の山本景市長、みんがくの佐藤雄太代表が出席。協定書に署名した。協定は、児童・生徒の家庭学習などを支援する補助的な役割として「スクールAI」を活用し、その有効性や課題を検証することを目的としている。児童・生徒の自主的・自発的な学びを促進し、学力向上を目指す。

 協定の有効期間は2025年10月9日から2026年3月31日まで。期間満了後は双方の合意により延長可能としている。協定に基づくおもな連携・協力事項には「みんがくによる交野市立学校の児童・生徒および教職員へのスクールAI利用環境の整備支援」「児童・生徒の家庭学習等の充実に向けたスクールAIの効果的な活用に関する検証と助言」「児童・生徒のスクールAI活用状況(頻度・時間等)の情報共有」「学力向上に資するその他の事項に関する情報共有」をあげている。

 交野市の山本市長は「スクールAIの活用を通した研究の推進が、本市の抱える子供たちの学習意欲の向上や家庭学習等の課題改善につながり、さらには子供たちの確かな学力の育みに寄与することを期待している」とコメント。みんがくの佐藤代表は「今回の取組みを通じて、スクールAIが児童・生徒ひとりひとりの『わかる・できる』を支え、先生方の指導と子供たちの学びがよりよい形で結びつくモデルを共に検証していく」と述べた。

 「スクールAI」は生成AIを活用したプラットフォーム。教育現場の業務支援や個別最適な学びの実現をサポートするソリューションを提供する。

《風巻塔子》

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