聖心女子大学は2024年12月4日、鹿児島純心女子中・高等学校と教育連携に関する協定を締結した。今後は、教育・研究・社会貢献や学習支援などで連携するほか、教育等についての情報交換や交流も図っていくという。
教育連携に関する協定は、共通するカトリック教育理念のもと行ってきた相互の交流・連携をさらに深めることを目的として結ばれた。今後は協定に基づき、教育・研究・社会貢献や学習支援などで連携するほか、教育等についての情報交換および交流を図っていく。
聖心女子大学ではこれまでも、大学説明会等の機会を通じて、鹿児島純心女子高等学校と連携してきた。今回の協定締結を機に、教育・研究および社会貢献等の分野で協力し、それぞれの教育の活性化により、学生・生徒の一層の成長を促していくという。
おもな連携事項は、「教育・研究・社会貢献に関すること」「学習支援に関すること」「教育等についての情報交換および交流」「その他、連携の円滑な推進に関し双方が協議し同意した事項」の4点。聖心女子大学の土田宏成副学長は「今回の協定締結をきっかけに、鹿児島純心女子中・高等学校の生徒さんには、さまざまな機会を通じて、聖心女子大学のもっている多彩な学問分野の内容と学び方を、より深くお伝えできることをうれしく思います」とコメントしている。
鹿児島純心女子中・高等学校は、1933年にカナダ人の修道会によって創立されたカトリックミッションスクール。聖書や聖歌、清掃、祈り、宗教授業など、心を育てる伝統の女子教育を実践している。2023年からは「つながる・学びプログラム」を展開し、教養や判断力、自らの考えを相手に発信するスキルなどを育んでいる。
聖心女子大学は、1800年にフランスで誕生したカトリックの女子修道会「聖心会」が設立母体。現在、聖心の姉妹校は全世界32か国に広がる。1948年に日本で最初の新制女子大学の1つとして開学して以来、カトリック教育に基づくリベラル・アーツカリキュラムを堅持している。現代教養学部に英語文化コミュニケーション学科、日本語日本文学科、哲学科、史学科、人間関係学科、国際交流学科、心理学科、教育学科の8学科を擁する。







