2025年度第6回の東京都私立学校審議会(第852回)が2025年10月20日、東京都庁で開かれた。私立学校の設置などに関する7件の答申が出され、いずれも認可が適当と認められた。ベルエポック美容専門学校は高等課程を設置、東京山手調理師専門学校はスイーツ学研究学科を新設する。
東京都私立学校審議会は、私立学校法第8条により設置されている知事の諮問機関。私立学校の設置、廃止、学校法人の設立認可などについて審議するとともに、私立学校に関する重要事項を知事に建議することができる。
2025年度第6回東京都私立学校審議会(第852回)で答申が出されたのは、課程設置1件、目的変更2件、寄附行為1件、設置者変更1件、園則変更2件の計7件。専修各種学校関係が3件、幼稚園関係が4件を占めた。
このうち、専修学校関係ではベルエポック美容専門学校(渋谷区、総定員920人)が高等課程を設置する。彰栄保育福祉専門学校(文京区、総定員240人)は、社会福祉専門課程を廃止。東京山手調理師専門学校(世田谷区、総定員300人)は、スイーツを科学し創造する「スイーツ学研究学科」を新設する。
一方、幼稚園関係では矢口幼稚園(大田区)の設置者を変更し、収容定員を110人から175人に増員。江古田幼稚園(練馬区)は、収容定員を240人から280人に増員する。
私立学校審議会の答申結果は、東京都のWebサイトで確認できる。