2025年10月17日、東京都市大学とElsevier社が協力し、同大学専任教員の研究成果を誰でも自由にアクセスできる新たな研究者ポータルサイトを開設した。
このサイトは、研究情報管理システム「Pure」を活用しており、既存の研究者データベースと連携している。このことで、研究活動を多角的に把握でき、研究者と利用者の利便性が向上する。
「Pure」は、オランダの学術出版社Elsevierが提供するシステムで、48か国以上で使用されている。世界最大級のデータベース「Scopus」や国内最大級の「researchmap」とも連携している。
英語版サイトも含め、SDGs分野別の研究成果や社会的インパクト、研究者ネットワークなどが可視化される。また、論文から抽出したキーワードの自動表示も可能で、国際的な連携や研究戦略を推進するツールとなっている。
導入の背景には、東京都市大学がオープンアクセス化を進めるため、2024年度の文部科学省「オープンアクセス加速化事業」補助金がある。