青山学院と山梨英和学院は2025年11月24日、「教育提携」に関する協定を締結した。両校が共通のミッションとするキリスト教教育の一層の充実と発展、および中等教育と高等教育の連携強化を図ることを目的としている。今後は授業連携や学生・生徒の交流などを進めていく。
同協定は、青山学院の堀田宣彌理事長と山梨英和学院の江口英雄理事長によって締結された。おもな連携内容として、青山学院大学と山梨英和中学校・高等学校との授業連携、学生・生徒・児童・園児の交流、教職員の交流および研修などを想定しており、具体的な内容については今後協議を進める。
青山学院は、米国のキリスト教宣教師により創設された3つの学校を源流とし、2024年に創立150周年を迎えた。幼稚園から大学・大学院までを設置する総合学園であり、他者や社会のために自ら進んで行動する「サーバント・リーダー」の育成に努めている。源流となったのは、1874年にドーラ・E・スクーンメーカーが開校した「女子小学校」、1878年にジュリアス・ソーパーが開校した「耕教学舎」、1879年にロバート・S・マクレイが開校した「美會神学校」の3校。伝統を大切にしながら、グローバルな教育・研究環境を整備し、世界に貢献できる人材を育成する取組みを推進している。
山梨英和学院は、1889年(明治22年)に山梨県で最初の女子教育機関として設立された。カナダ婦人ミッションとキリスト者の青年実業家たちの協力によって設立され、東洋英和女学院(1884年創立)、静岡英和学院(1887年創立)とともに、カナダ・メソジスト教会を母体とする「三英和」の1つである。こども園から大学・大学院までを設置し、「敬神」「愛人」「自修」を校訓に掲げ、新しい時代の国際社会で活躍できる女性の育成を目的としてきた歴史をもつ。








