広島県教育委員会と広島市教育委員会は2025年6月25日、2026年度(令和8年度)公立学校教員採用候補者選考試験の志願状況を公表した。採用見込1,051人程度に対して、志願者数は前年度比3人増の2,825人。大学3年生等チャレンジ受験には、前年度比295人増の929人が志願した。
2026年度広島県・広島市公立学校教員採用候補者選考試験は、4月7日から5月7日まで出願を受け付けた。
公表された志願状況によると、全体の採用見込人員1,051人程度に対して、志願者数は前年度より3人増の2,825人。平均倍率は、採用見込人員が前年度より62人程度増えた影響から、前年度比0.2ポイント減の2.7倍となった。
校種・職種別の志願者数は、小学校教諭が前年度比27人減の793人、中学校教諭が前年度比18人増の831人、高等学校教諭が前年度比3人増の711人、特別支援学校教諭が前年度と同じ158人、養護教諭が前年度比46人増の283人、栄養教諭が前年度比37人減の43人。
校種・職種別の倍率は、小学校教諭2.3倍(前年度1.8倍)、中学校教諭2.4倍(前年度3.8倍)、高等学校教諭3.0倍(前年度3.8倍)、特別支援学校教諭2.0倍(前年度1.6倍)、養護教諭8.0倍(前年度7.8倍)。栄養教諭は、採用見込人員が若干名のため、倍率は発表していない。
一方、大学3年生等チャレンジ受験には、前年度より295人多い929人が志願した。内訳は、小学校教諭373人、中学校教諭219人、高等学校教諭227人、特別支援学校教諭30人、養護教諭80人。第1次選考試験に合格した場合、次年度の選考試験は同一校種・職種・教科(科目、分野)で第2次選考試験から受験できる。
今後は、7月12日・13日に第1次選考を実施し、8月1日に結果等を通知。8月16日~18日に第2次選考、8月23日に現職教員を対象とした特別選考とグローバル人材を対象とした特別選考(教職経験者)を実施する。最終結果発表は9月25日。
広島県教育委員会と広島市教育委員会のWebサイトでは、選考別や教科別の志願者状況なども公表している。