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へき地・小規模校の研究発表会8/1…御蔵島村・八丈町が登壇

 東京都教育委員会と東京都へき地教育研究協議会は2025年8月1日、国立オリンピック記念青少年総合センターにて「令和7年度 へき地・小規模校教育研究発表会」を開催する。都内教育関係者だけでなく、全国の教育関係者や保護者も参加可能。希望者は、参加申込書を添付のうえメールにて申し込む。

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令和7年度 へき地・小規模校教育研究発表会
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 東京都教育委員会と東京都へき地教育研究協議会は2025年8月1日、国立オリンピック記念青少年総合センターにて「令和7年度 へき地・小規模校教育研究発表会」を開催する。都内教職員・教育関係者だけでなく、全国の教育関係者や保護者も参加可能。希望者は、参加申込書を添付のうえメールにて申し込む。7月11日締切。

 東京都教育委員会は、東京都へき地教育研究協議会との共催による「へき地・小規模校研究発表会」を毎年度開催。へき地・小規模校の特色を生かしてすべての子供が確かな学力を身に付け、へき地・小規模校における教育の充実に資することを目的に、各学校の課題解決に向けた校内研究の取組成果を発表する場を設けている。

 2025年度は、御蔵島村立御蔵島小学校と八丈町立三原中学校の2校が研究発表を実施。御蔵島小学校は、「9年間の発達の段階に応じて、自分から進んで努力する児童・生徒の育成ー言語環境・学習環境の充実を目指してー」と題した研究成果を紹介。中学併設校という特色を生かし、9年間を通して「課題解決」「図書館・新聞活用」「メディアリテラシ―」「自己調整学習」を系統的に学ぶ研究について発表を行う。

 三原中学校は、「子供の学びの原動力を育む取組みー各教科等での探究的な学びの充実ー」について発表する。生徒数20人という小規模校ならではの環境を活用し、2024年度に取り組んだ「パフォーマンス課題の開発」「学習空間の再設計」「同僚性の強化」を3本柱とした「学びの原動力」を育む研究について紹介。生徒の学習への主体性向上といった成果や、さらに発展させた2025年度の研究についても触れる。

 研究発表後は、質疑応答の時間を設けるほか、白鷗大学教授・上野耕史氏による講演「地域や学校の特性、児童生徒ひとりひとりの興味・関心を生かし、学習意欲を高めるとともに『確かな学力』を身に付ける学習指導の展開」も行われる。

 参加希望者は、参加申込書を記入のうえ、メールに添付して申し込む。参加申込書の詳細については、東京都教育庁指導部指導企画課に問合せのこと。なお、区市町村立学校関係者は教育委員会を通じて、都立学校関係者は学校管理職を通じて申し込むこと。参加の可否については別途通知が届く。

◆令和7年度 へき地・小規模校教育研究発表会
日時:2025年8月1日(金)13:30~16:30(受付開始13:00)
会場:国立オリンピック記念青少年総合センター カルチャー棟 小ホール(東京都渋谷区代々木神園町3-1)
申込方法:参加申込書を記入のうえ、メールに添付して申し込む
※区市町村立学校関係者は教育委員会を通じて、都立学校関係者は学校管理職を通じて申し込む

《畑山望》

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