エデュケーショナルネットワークは2024年4月10日、「学習塾における定期テスト対策の状況」をテーマとしたアンケート調査の結果を発表した。学習塾関係者の約6割が、2021年教科書改訂以前と比べて定期テストの難易度は上がったと回答したことがわかった。
学習塾における定期テスト対策の状況についての調査は、全国の学習塾関係者530名を対象に、インターネットで実施した。調査目的は、学習塾における「定期テスト対策」の現状を調査・分析するため。調査期間は、2024年2月5日~2月16日。
「学習塾の所在地周辺の中学校の定期テストの難易度は2021年の教科書改訂以前と比べて変化したか」の質問に対して、「難易度は上がった」が59.6%ともっとも多く、「変わらない」が34.3%、「難易度は下がった」が3.0%となった。
「定期テストの難易度が上がった」と回答した316人に「定期テストの難易度が特に上がったと思われる教科」について聞いたところ、「英語」94.3%、「数学」39.9%、「理科」27.8%、「社会」22.5%、「国語」8.9%だった。
つぎに「定期テスト対策に課題を感じる」と回答した420人を対象に「課題を感じている教科」について聞いたところ、「英語」77.4%、「国語」47.6%、「数学」44.0%、「理科」36.9%、「社会」36.0%と続いた。
今回の調査結果により、学習塾関係者の約6割が2021年の教科書改訂以前と比べて定期テストの難易度は上がったと回答した。難易度が上がった教科は「英語」が9割以上で、課題を感じている教科においても、英語が約7割ともっとも多い結果となった。また「国語」は、定期テストの難易度が上がったという回答が少ない割に、対策に課題を感じている回答者が多いことがわかった。
調査の詳細については、エデュケーショナルネットワークが運営する学校・学習塾関係者向けWebサービス「Mytranz(マイトランズ)」にて紹介している。「Mytranz」に登録(無料)、ログイン後にTOPページより閲覧できる。なお、申込みは学校および学習塾関係者限定となる。