明治図書出版は2024年4月9日、合理的配慮へのニーズの高まりを受け、中学校で活用が進むデジタル教材「MANAVIRIA(マナビリア)」のアクセシビリティを改善したと発表した。新たな費用負担はなく、従来の紙の教材の費用のみで、すべての機能を利用できる。
障害者差別解消法が改正され、2024年4月1日より事業者による障害のある人への合理的配慮の提供が義務化された。障害のない人は簡単に利用できても、障害のある人にとっては利用が難しく、結果として障害のある人の活動などが制限されてしまう場合に、バリアを取り除く「合理的配慮」の提供が求められる。
明治図書出版は、全国1,700校以上の中学校で活用が進むデジタル教材「MANAVIRIA(マナビリア)」をアップデート。図版や写真を拡大表示できる機能と、生徒ごとに総ルビ表示のON・OFFを設定できる機能を追加した。
「MANAVIRIA」は、中学校の主要5教科に対応した学習アプリで、生徒ひとりひとりに最適な問題の出題や課題配信、生徒の学習状況をチェックできる機能を搭載している。明治図書の「よくわかる学習」や「新英語のワーク」を採用の学校は1年間無料で利用可能(採用教科のみ)。別途、先生からの申込みは必要となる。
問い合わせ・申込みは「MANAVIRIA」のWebサイトで受け付けている。