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京都府の教員採用3.7倍…候補者446名を名簿登載

 京都府教育委員会は2023年9月19月、2024年度(令和6年度)京都府公立学校教員採用選考試験の結果を公表し、採用候補者446名を名簿に登載した。倍率は3.7倍、前年度(2023年度)と同様の倍率となった。教育改革や課題に対する多様な人材を確保したとしている。

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京都府公立学校教員採用選考試験の結果
  • 京都府公立学校教員採用選考試験の結果
  • 教員採用選考試験実施状況

 京都府教育委員会は2023年9月19月、2024年度(令和6年度)京都府公立学校教員採用選考試験の結果を公表し、採用候補者446名を名簿に登載した。倍率は3.7倍、前年度(2023年度)と同様の倍率となった。教育改革や課題に対する多様な人材を確保したとしている。

 京都府教育委員会は、2024年度(令和6年度)教員採用選考試験の結果と実施状況について公表した。全教員採用予定者数370名に対し、志願者数1,748名、受験者数1,648名、名簿登載者数は446名、倍率は3.7倍だった。

 小学校(特別支援学校小学部)は採用予定数140名に対し、志願者数497名、受験者数468名で、名簿登載者数は158名、2023年度より0.4ポイント上回る3.0倍だった。

 中学校(特別支援学校中学部)は採用予定数70名に対し、志願者数448名、受験者数430名、名簿登載者数99名で、2023年度より0.2ポイント下回る4.3倍だった。

 高等学校(特別支援学校高等部)は採用予定数105名に対し、志願者数521名、受験者数487名、名簿登載者数114名で、2023年度より0.5ポイント下回る4.3倍となった。

 そのうち、小中連携推進枠9名(小学校6名、中学校3名)、小学校で中学校または高等学校英語の教員免許状所有者16名、小・中・高等学校で特別支援学校の教員免許状所有者25名、高等学校(情報除く)で高等学校情報の教員免許状所有者2名、高等学校スペシャリスト特別選考で2名(保健体育2名)、高等学校のセカンドキャリア特別選考で2名(農業2名)を登載した。

 そのほか、京都府が独自に実施している、教員を目指す学生を対象に「第16期教師力養成講座」を修了し、大学から推薦があった者は、69名登載。大学から推薦があった者は79名で、大学での成績優秀者だった。

 今後は、11月および2024年1月に、名簿登載者に対する採用前事前研修を実施するとしている。

《宮内みりる》

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