京都市教育委員会は2026年2月9日、2027年度(2026年度実施)京都市立学校教員採用選考試験のおもな変更点を公表した。中学校35人学級の実施を見据え、中学校教員の採用予定数を大幅に増やすとともに、試験内容や制度面の見直しを行う。
採用予定数では、35人学級を実施する中学校教員を中心に増員する。特に、理系人材の確保を重視し、「中学校 数学」「中学校 理科」において、それぞれ2026年度の合格者数を上回る30人以上を採用する予定。小学校、高等学校、総合支援学校についても、2026年度に引き続き大規模採用を継続する方針を示している。
試験内容では第2次試験を見直し、これまで実施していた集団討議に替えて、新たに個人面接を導入する。これにともない、第2次試験の実施期間を従来の2日間から3日間に拡大するが、受験者ごとの試験日数は従来どおり2日間とする。個人面接を通じて、受験者の資質をより多面的に評価するねらい。
また、京都市独自の教員養成制度「京都教師塾」の修了者を対象とした加点制度を新設する。要件を満たした塾生に対し、第1次試験で5点を加点。第20期生から適用し、卒塾後2年間を有効期間とする。また、採用内定後の不安解消に向けた相談窓口を新設するほか、社会人経験者チャレンジ制度では、民間企業等での勤務歴要件を「連続3年以上」から「連続2年以上」に緩和。大学・大学院推薦制度では、高等学校の国語と英語を推薦対象教科に追加する。
2027年度の京都市教員採用試験日程は、実施要項を3月上旬に公表し、志願書を4月1日から30日正午まで受け付ける。第1次試験の筆記試験は6月13日、第1次試験の個人面接等は6月14日、20日、21日のうち指定された1日に実施する。第2次試験は8月7日から9日のうち2日間とし、最終の合格発表は9月中旬を予定している。








