立命館と京都府は2026年2月24日、連携・協力に関する包括協定を締結した。立命館が4月に開設するデザイン・アート学部/デザイン・アート学研究科を軸に、多様な分野で連携を進め、地域社会の持続的発展と新たな価値創出を目指す。
立命館では2025年度より、アートコンテンツの創出・発掘や、アート企画・実施、エリア周遊を通じた地域活性化を目的とした「KINUGASA Redesign Project」を始動。神社仏閣や美術館など地域の文化施設と連携し、学生と地域が参画するアートイベント「KINUGASA ART VILLAGE FESTIVAL」等を開催するなど、芸術文化都市としての価値を再発信する取組みを進めている。
今回の協定は、立命館が2026年4月に開設するデザイン・アート学部(大学)/デザイン・アート学研究科(大学院)を中心に、教育・研究と地域連携を結び付け、文化資源を生かした新たな価値創出と人材育成の推進を目指している。協定締結を契機に、プロジェクトの取組みを京都府全域へと広げ、京都府と共に文化芸術振興、人材育成、産業振興などの分野における実践を具体化し、府域全体の活性化と持続可能な社会の実現につなげていく。
また、小学校、中学校・高等学校、大学を含む立命館の一貫教育を生かし、STEAM教育やアントレプレナーシップ教育を軸とした連携を拡充。児童・生徒・学生が地域社会と関わりながら学ぶ機会を広げることで、創造性や主体性を育む実践的な教育を推進するほか、文化芸術とイノベーションを結び付ける取組みとして、スタートアップ関連事業や産学官連携の枠組みも活用し、若い世代が地域課題の解決や新たな価値創出に挑戦できる環境を整えていく。
さらに、立命館アジア太平洋大学の多文化環境と国際学生の特性を生かし、文化芸術や観光分野での協働、府域の魅力発信、国際的視点を取り入れた取組みなど、今後の連携可能性を検討していくという。
協定締結について、立命館の理事長森島朋三氏は「衣笠キャンパスをアートあふれる学びの場へと再構築し、地域とともに新しい文化価値を創出してまいります」とコメント。京都府知事の西脇隆俊氏は「本協定を契機として、学校法人立命館との連携を更に深め、『文化が活きる京都』の取組や人材育成などを進め、京都の文化の力の一層の強化につなげてまいります」と、それぞれ今後の展望を語った。









