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デジタル教科書の活用と心のケアを重視…文科相4/17会見

 文部科学省の松本洋平大臣は2026年4月17日の会見で、つくば市立みどりの学園義務教育学校の視察などを報告し、デジタル教科書の活用を通じて授業全体の質を底上げしていくことが重要との認識を示した。

教育行政 文部科学省
松本洋平文部科学大臣記者会見(2026年4月17日)
  • 松本洋平文部科学大臣記者会見(2026年4月17日)

 文部科学省の松本洋平大臣は2026年4月17日の会見で、つくば市立みどりの学園義務教育学校の視察などを報告し、デジタル教科書の活用を通じて授業全体の質を底上げしていくことが重要との認識を示した。

 つくば市立みどりの学園義務教育学校では、現行のデジタル教科書・教材を活用した英語や数学(算数)、社会の授業を視察。教科の特性に応じた「紙とデジタルの使い分け」や、先進事例の横展開の重要性について意見交換が行われた。松本大臣は、デジタル教科書は「導入すること自体が目的ではなく、教育の質を高めるための手段」であると強調。今回の視察結果も踏まえ、デジタル活用による教育の質の向上に引き続き取り組む考えを示した。

 一方、京都府南丹市で発生した小学生男児の遺棄事件に関し、事件の影響で不安を抱える児童や、衝撃を受けた教職員へのケアを最重要課題の1つにあげた。現在、京都府教育委員会は被害児童の在籍校にスクールカウンセラーを緊急派遣しているが、文部科学省も自治体からの要請に応じて追加予算の配分などを行う用意があるとし、京都府と連携して心のケアに取り組む考えを示した。

 このほか、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の視察結果や、防衛装備庁「安全保障技術研究推進制度」へのアカデミアの参加、南極観測船「しらせ」の運用主体を海上自衛隊から「国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)」へ移行する計画について説明した。「安全保障技術研究推進制度」については、運用状況を踏まえ、ほかの競争的研究費制度と同様に「大学などのアカデミアにも活用できる制度である」との見解を示した。

 また、4月21日から23日に予定されている靖国神社の春の例大祭への参拝については、「個人として適切に判断してまいりたい」と述べるにとどめた。

《川端珠紀》

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