文部科学省は2023年9月1日、2023年度「国際バカロレアに関する国内推進体制の整備事業」の採択団体を公表した。コンソーシアム運営業務にアオバインターナショナルエデュケイショナルシステムズ、調査研究業務に筑波大学が決定した。
文部科学省では「国際バカロレアの普及促進に向けた検討に係る有識者会議」における議論に基づき、国際バカロレア(IB)の教育効果などを把握し導入・検討を促すとともに、関係者間の情報交換を促進するためのネットワーク形成を支援するため2023年度「国際バカロレアに関する国内推進体制の整備事業」を実施。事業期間は2027年度までの5年間を予定している。
事業者公募は、5月23日~6月30日の期間中に「タイプA:コンソーシアム運営業務」に2件、「タイプB:調査研究業務」に2件の応募があり、今回、外部有識者から構成される審査委員会による審査の結果、タイプAにアオバインターナショナルエデュケイショナルシステムズ、タイプBに筑波大学が採択された。
国際バカロレア(IB)とは、国際的に通用する大学入学資格(国際バカロレア資格)を与え、大学進学へのルートを確保することなどを目的として1968年に設置された国際バカロレア機構(本部ジュネーブ)が提供する教育プログラム。IB認定校は2023年6月末時点で世界159以上の国・地域において約5,600校以上、国内は211校。同省は、グローバル人材育成の観点から、今後も導入校拡大を推進するとしている。